英語ジョブ.com

英語を独学でマスターして世界を飛び回る仕事を手に入れた管理人がグローバルな仕事の見つけ方を教えます ※当サイトではアフィリエイト、アドセンス広告を使用しています。

英語転職ノウハウ 転職コラム

海外出張できるのはどんな人?必要なスキルや英語力を分析

投稿日:2020年3月10日 更新日:

海外出張にはかっこいい、華やかというイメージがあるようですね。私も年に数回(多い時は毎月)出張で世界を飛び回っていますが、出張は誰でもできるというわけではありません。

では、どういう人が出張に抜擢されやすいのでしょうか?いくつか特徴をまとめてみました。

費用がかさむ海外出張は誰でも行けるわけではない

当然ですが、出張は国内であっても海外であっても会社のお金を使って行くことになるので、会社としてはなるべく費用を抑えたいと考えます。国内出張よりも高い費用が必要になる海外出張の場合はなおさらです。

そうすると、費用を抑えるには誰彼構わず海外に派遣するわけには行かず、ある程度業績やスキルを考慮して選抜することになります。このため、海外出張は研修などでない限り誰でも行けるわけではなく、適任と判断された人だけが選抜されることになるわけですね。

同じチームであっても、出張に行きやすい人とそうでない人はいます。それは、単純に業務分担の違いであったりスキルの違いである場合が多いですが、どういう基準で海外出張に行く人が選ばれるのかを簡単にまとめてみました。

海外出張に抜擢されやすい人の特徴と可能性の高さ

海外出張に抜擢されやすい人には特徴がありますが、それぞれについて詳細と大雑把な出張抜擢可能性をS〜Dで付けてみました(Sが最高)。私の経験に基づいたものなので、職場によっては全く違う場合もあるかもしれませんが、目安としてご参照ください。

英語・業務経験ともに無し:D

これは言うまでもないと思いますが、他の項目との比較のために挙げてみました。英語が苦手で業務の経験も浅い場合、海外出張に行ける可能性は限りなく低いと考えていいでしょう。

英語力が高い:C

海外出張をする上で有利になるのは英語などの語学力です。海外出張と一口に言っても行き先によって必要な言語は違いますが、英語はどこの国でもグローバルな仕事をしている人であれば通じやすいので、英語ができれば海外出張できる可能性は飛躍的に上がると考えて問題ないでしょう。

会社の立場になって考えた時、英語が全く話せない人とペラペラな人だったら、どちらを海外出張に派遣したいでしょうか?ペラペラな人ですよね。

英語力の高さを理由に海外出張に抜擢されるには、最低でもTOEIC800点以上のレベルの英語力は必要だと考えましょう(理想は900点以上です)。人によっては700点でも高く評価することもあるかもしれませんが、バリバリ英語で業務や交渉をするにはもう少し高い英語力が必要になります。

ただし、当サイトでも繰り返し言っていますが、英語は仕事をする上の道具であって、それだけができればいいというわけではありません(翻訳家のように英語そのものを専門に扱う職業は別)。あくまで、仕事を有利にするためのツールと考えましょう。

英語力よりももっと重要なもの、それは業務スキルです。

業務スキルが高い:B

どんな仕事であっても、仕事をする上で一番重要なのは業務スキルです。いくらグローバルな仕事であっても、業務能力がなければ業務を進めることができません。

業務スキルさえあれば言葉は何とかなるので、英語だけができて業務は未経験の人よりは、業務スキルが高くて英語が苦手な人の方が海外出張に抜擢される確率は高いと思います(出張先で言葉が通じなくても身振り手振りやカタコトの英語で話したり、予算があるなら通訳を雇うこともできます)。

このため、うまくグローバルなポジションに就くことができれば出張できる可能性は高いと考えていいでしょう(その前に、グローバルなポジションに就くこと自体が難しい可能性はありますが)。

英語力も業務スキルも高い:A

英語力も業務スキルも高ければ、海外出張に抜擢される可能性は最高レベルになります。

業務スキルが高いので出張先での業務も滞りなくできますし、更に英語もできるなら他の人に通訳をお願いする必要もないからですね。逆に、英語ができれば他の人の通訳をさせられることになります。

つまり、英語も業務もできる人は、自分の業務も他人の通訳もできて一人二役になるので、海外出張に抜擢される可能性は非常に高いと言っていいでしょう。

実際、グローバル企業ではたとえ入社したてであってもすぐに海外出張に抜擢されることは日常茶飯事です(私が転職直後にアメリカに出張した時の日記はこちら)。

英語は苦手でも会社で多くの実績がある:A

次に、英語が多少苦手でも会社からすでに非常に高く評価されていて、海外出張やグローバル案件で実績や優れた業績がある人です。これは「業務スキルが高い」人に近いですが、入社したてでまだ会社としての評価がない人とは違って、すでにその会社で実績を積んでいるという更なる強みがあります。

すでに会社で実績を積んでいれば、会社は「この人であれば海外出張に送り出してもきちんと成果を出してくれる」ということを知っているので、英語が苦手でも海外出張に抜擢されやすいというわけですね。

私の同僚にもこういう人は何人かいて、英語は苦手でも英語が得意な人を連れて頻繁に海外出張に行っている人がいます。これには業務スキルがあることと、それを生かして会社から高く評価されることが必須ですが、グローバル案件で評価されれば出張に行ける可能性は最高レベルになります。あくまで私の経験上の話ですが。

英語力・業務能力・実績の全てを満たしている:S

さて、最後に上記の「英語力が高い」、「業務スキルが高い」、「会社で多くの実績がある」の全てを満たしている人について考えてみましょう。

もしこの全てを満たすことができれば、会社からは「海外案件を任せたり出張に送り出すならもうこの人しかいない」という見られ方をします。

そうするとどうなるのか?

海外出張が伴うグローバルプロジェクトには必ず呼ばれることになりますし、実際海外出張が発生する時は必ず行くことになります。多くの日本企業にとって(日本にある外資系含む)、英語力があって業務スキルも高く、しかもその会社での実績も多く残しているという人材はまだあまりいないので、非常に重宝されることになるでしょう。

もちろん、大きな企業であればそういう人もある程度いると思いますが、少なくとも1つの部署にそう何人もいるということはあまりないので、グローバル案件からは引っ張りだこです(いいように使われているという考え方もなきにしもあらずですが・・・笑)。

私も、海外プロジェクトが発足した時は必ず配属されますし、配属後1週間でアメリカ出張に行ったこともあります(笑)。(新プロジェクト配属後1週間でアメリカ出張に行った時の日記はこちら)もちろん、この後書くように通訳としてひたすら地味な仕事をして実績を積んだ結果ですけどね。

英語力や経験がなくても海外出張に行く方法

では、英語力や業務経験がなくても海外出張に行く方法はあるのでしょうか?大きく分けて2つの方法があるので見てみましょう。

スキルや実績を上げる

正直なところ英語が苦手で業務も未経験だと海外出張は限りなく難しいですが、どちらか片方に長けているなら海外出張しやすくなる可能性はあります。

まず、英語が得意なら通訳として実績を積みつつ会社から評価される方法があります。

これは通訳の立場をうまく使って昇進を加速させよう!という記事でも書いていますが、他の人が話すことを通訳することによって業務の内容を少しずつ覚えていき、やがてその業務を自分自身で担当できるレベルになることで会社から評価されるようになるという方法です。

私も、今の会社は以前の会社とだいぶ業務内容が違っていたため、最初は通訳に徹することで実績を積み、やがて少しずつ業務を自分で担当するようにすることで評価を上げていきました。

次に、業務はできるけど英語が苦手な場合。

この場合英語力を上げればいいだけなので、こちらの方が簡単かもしれません。もし、どうやって英語を勉強したらいいのか分からないという方は、私が独学でTOEIC970点取った方法とかかった時間という記事をご覧ください。

私は学生だったのでたっぷりある時間を使って独学でTOEIC900点以上を取りましたが、忙しくて時間がないという人はやはりある程度プロの力を借りるのがおすすめです。

海外出張を狙うなら、アルクの通信講座(サンプルは公式サイト参照)や発音も強化できるHiNative Trekでリスニング能力と会話能力を磨くのがおすすめです。もちろん駅前留学という手もありますよ。

転職エージェントに海外出張が見込める企業を紹介してもらう

もし、今いる会社では業務スキルや英語力を上げても海外出張が期待できない場合、思い切ってグローバル企業に転職する方法もあります。

ただ、転職はただひたすら求人に応募すればいいわけではありません。

あなたの経歴&希望と、採用先企業の募集要件にマッチする求人をプロに紹介してもらい、海外出張できる可能性を高めるのです。

当サイトではいつも繰り返し書いているのですが、単独で転職活動をするのは裸でダース・ベイダーに挑むようなものです。もちろんこれで勝てる人もいるかもしれませんが、やはり通常は強力な武器や味方がいないと厳しいのです。そんな時強い味方になるのが転職エージェント。

私も何度も利用していますが、グローバル専門の転職エージェントであれば海外出張が多い企業や外資系企業の求人を非常に多く紹介してくれるので、使わない手はありません(エージェントを使った方がいい理由はこちらの記事をご覧ください)。

グローバル専門と言っても、応募する転職希望者は実際には英語がペラペラではない人の方が圧倒的に多いので(私が英語を話すといつもエージェントに驚かれるくらいです笑)、現時点で英語が完璧でなくても大丈夫です。

当サイトでおすすめするグローバル専門の転職エージェントは以下の通りなので、まずは相談してあなたに合ったグローバル求人を紹介してもらいましょう。

英語転職.comは私も何度もお世話になっていて、英文履歴書の書き方や面接の受け方も丁寧に指導してくれるので、非常におすすめです。

もちろん、紹介してもらった企業に転職すれば100%海外出張が保証されるわけではありませんが、プロによるマッチングはすごいですよ。本気でグローバル企業に転職したい場合、是非使ってみてください。

私は、最初の転職でエージェントを使っていなかったことを後悔しました。

>>英語転職.com公式サイトを見る

>>Samurai Job公式サイトを見る

>>ビズリーチ公式サイトを見る

■海外出張関連記事

■海外出張・旅行ブログ

-英語転職ノウハウ, 転職コラム
-, ,

関連記事

グローバル社員インタビュー①外資系金融会社女性部長Yさん

本人の写真ではありません。 このコーナーでは、私の周りのグローバル人材にインタビューしています。 今回は外資系の金融系企業で管理職としてバリバリ働く40代女性のYさん。Yさんは元々私とは趣味の知り合い …

no image

外資系企業ってどんな雰囲気なの?やっぱり英語が飛び交ってる?

外資系やグローバルな企業って憧れる!・・・でも、どんな雰囲気なんだろう?やっぱり外国人ばっかで英語が飛び交ってるのかな? そんな皆さんに、私がこれまで見てきた外資系企業の雰囲気をお伝えします。 もちろ …

グローバル社員インタビュー③大手自動車メーカーOさん

画像は実際のものではありません。 このコーナーでは、私の周りのグローバル人材にインタビューしています。 今回は私の友人であり、日本の大手自動車メーカーの品質管理部で働くOさんにインタビューしてみました …

no image

転職で海外現地採用が難しい理由と海外で働く方法

グローバル企業への転職を考えている人は、ゆくゆくは海外で働きたいという人や今すぐにでも海外で働きたいという人もいると思います。 でも、いざ探してみると主にビザの発給のハードルの高さが理由で海外勤務の求 …

no image

グローバル転職用語集:よく使うあの言葉の意味は?

英語を使って転職しようと思うと、日本で普通に就職・転職しているとあまり聞きなれない言葉がたくさん出てきます。 今回はグローバル系企業の転職でよく耳にする用語を英語・日本語まとめてご紹介しますので、参考 …



英語ジョブ.comを運営しているエンドゥー左紗(ささ)と申します。仕事でもプライベートでも世界を飛び回っているキャリアウーマンです(自分で言っちゃう?!)。元々英語が苦手でしたが、独学で猛烈に勉強した結果TOEIC970点を取るまでに上達し、今ではネイティブとも対等にビジネスをしています。

当サイトでは、そんな私が英語を勉強する方法や世界を飛び回る仕事に就くためのコツを惜しみなくお伝えいたします。

より詳細なプロフィールはこちらをご覧ください。

なお、上の写真は海外出張中に現地の提携会社の仲間達と撮影した写真です。赤い服が私です。