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コラム

会社の昇進に必要なTOEICの点数と英語力の実態

投稿日:2018年11月21日 更新日:

今や英語に興味がある人もない人も知っているTOEIC。最近は英語が苦手な人でも入試や企業の採用・昇進のために受けざるを得ないということもありますよね。

でも、これだけ誰でも受けざるを得ないほどの知名度を得たTOEICですが、果たして進学、採用、昇進で求められるスコアと英語力の実態はどうなっているのでしょうか?

私自身の見解も交えて調べてみたのでご覧ください。

 

そもそもTOEICは本当に就職や昇進に必要なのか?

これだけ毎日トーイックトーイック言われていますが、果たして本当に必要なんでしょうか?

TOEIC運営の公式データによると、採用や昇進の時にTOEICを参考にしている、または今後参考にしようと思っているという上場企業は大半を占めることがわかりました。

  • 採用条件にTOEICを使用(または使用予定):70%以上
  • 昇進条件にTOEICを使用(または使用予定):60%以上

全く予定していないと答えた企業はわずかだったようなので、これを考えると実際の英語力や仕事で英語を使うかどうかは別としてTOEICのスコアは確実に求められていると言ってもいいようです。

では、管理職になるのに求められるTOEICの点数はどのくらいなのでしょうか?条件を公開している企業のデータを見てみましょう。

 

一般的に企業の採用・昇進に必要と言われているTOEICの点数

大手企業では、昇進の条件として求めるTOEICのスコアを公開しているところもあります。

主な企業で求められている点数をまとめてみましたので、以下をご覧ください。

 

TOEIC600点が必要な企業

  • NEC(全社員)
  • ビクター(全社員)
  • 横浜ゴム(全社員)
  • 楽天(全社員、係長)
  • 出光興産(入社時)
  • 王子製紙(入社時)
  • 大正製薬(入社時)
  • ダイワハウス(入社時)
  • ニトリ(入社時)
  • 三井物産(入社時)
  • 佐川急便(入社時)
  • シチズン(入社時)
  • 富士通(入社2年目)
  • 日立(入社2年目、課長)
  • 住友林業(係長)
  • トヨタ自動車(係長)
  • マツダ(課長)
  • IBM(課長)
  • 富士通(エンジニア・事業企画)
  • 住友商事(総合職)
  • ソニー(係長、課長)
  • ブリジストン(上級開発企画)

「入社○年目」というのは入社してからその年数になった時社員に求めるTOEICの点数の目安だそうですが、もし基準を満たさなかったらどうなってしまうのでしょうか・・・。かなり重要視されているようですね。

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TOEIC700点が必要な企業

  • NTT東日本(入社時)
  • ファーストリテイリング(入社時、管理職)
  • 三菱電機(入社時)
  • ヤマト運輸(入社時)
  • ブリジストン(入社時)
  • 東京電力(入社時)
  • 三菱自動車(入社時)
  • ソフトバンク(入社時)
  • 武田薬品(入社時)
  • 伊藤忠商事(入社4年目)
  • シャープ(課長)
  • 楽天(課長)
  • 丸紅(入社5年目必須)
  • 京葉銀行(評価に影響)
  • IBM(次長)
  • 住友商事(管理職)

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TOEIC800点以上が必要な企業

  • LG(入社時)
  • ヒュンダイ(入社時)
  • 住友不動産(入社時)
  • 野村不動産(入社時)
  • 野村ホールディングス(グローバル社員入社時)
  • NTTコミュニケーションズ(入社時)
  • サムスン(入社時、課長)
  • パナソニック(国際広報入社時)
  • サムスン(社員全員)
  • 日立(幹部)
  • 三井住友(総合職全社員努力目標)
  • KDDI(異動時など)
  • 三井物産(入社3年目)
  • 三菱商事(課長)
  • 楽天(上級管理職)

このレベルになると、外資系や海外事業部、上級管理職といった特殊な層にしか求められないようです。さすがにTOEIC800点以上というのはそれだけハードルが高いのでしょうね。

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実際の管理職のTOEIC平均点

上記を踏まえると、世の中の管理職たちはさぞかしTOEICの点数が高いのだろうと思いきや・・・TOEICの公式データを見ると、実際には全くそんなことはないようです。

実際の平均スコアはこんな感じ。

  • 日本全体の平均点:550点くらい
  • 役員・部長:500点台前半
  • それ以下の管理職(課長、係長など):400点台
  • 派遣社員:500点台←?!

あれ、待って。偉いはずの管理職の人たちの方が平均より低くない?!そして更に、派遣社員の平均点は500点台!これはどういうこと・・・?!

私が思うに、こういうことではないかと思います。

  • TOEICで高い点数が求められるのは一部の有名企業だけなので日本全体で見ると管理職の英語力は低い
  • 日本では転職文化がさほど盛んではないので、管理職は今の地位にあぐらをかいていて向上心がない(英語を勉強しない)
  • 学生の時は多少英語を覚えているのでまだスコアが高い
  • 社会人になってからは英語を忘れる一方なのでスコアも下がる
  • 派遣社員は短期間で職場が変わり、その都度スキルを評価されるので向上心が高くTOEICのスコアも高い?

グローバル企業社員の英語力の実態

世の中に求められる点数は高い、でも実際の平均点は低い。ではグローバル企業の社員の実際の英語力はどうなっているのでしょうか?

私は上記に名前が出てくる企業で働いたことがあるので、その内部を知る人間として書かせていただきます。

高い英語力が求められていても、実際の日本人社員の英語力は理想には追いついていないのが実態です。

私が勤めていた会社でも求められる英語力は高かったですが、実際の社員の英語力がどうかというと、TOEICの点数だけは800〜900点と素晴らしくても、実際話すとなるとアレルギー反応を示す人ばかりです。

また、聞いた話ですが、英語が公用語になった会社でも社員の英語力は理想とは程遠いそうです。

このため、英語で行われる会議は会話に付いていけないので誰も発言しないのはおろか、会議の内容自体がわからないので後でアップロードされる議事録を確認して初めて会議の内容を理解すると聞いたこともあります。

うーん、なかなか理想と現実のギャップを埋めるのは難しいんですね。

 

結局のところ昇進には何点必要?

社員の現実の英語力がどうなのかは別として、上記のことを総合的に考えると700点くらい取っていればだいたいどこに行っても大丈夫なのではないかと思いました。

根拠は以下の通りです。

  • 採用や昇進で求められる英語力はほとんどが700点以下
  • 800点以上求められるのは一部外資系や上級管理職のみ

もちろん、これからバリバリ英語を使って世界へはばたきたいという人は最低900点くらいはないと厳しいですが、そこそこいいポジションを狙いたいというだけの人であれば600点程度でも十分なレベル、更に700点ともなればかなりいいポジションが狙えるのではないかと思います(あくまで非国際事業で)。

更に、これは大企業の話であり、中小企業はそもそもTOEICの基準すら設けていない会社が大多数なのではないかと思います。

というわけで、大手で管理職を目指したいなら600〜700点、中小企業なら特にこだわらなくてもいいかもというのが私の結論です。

とかく世の中では「TOEICの点数を上げないとやばいよ!今すぐ勉強しよう!!」みたいな不安を煽る書き方をしているサイトが多いですが、焦る必要があるのは大企業を狙う人だけかもしれません。

ただ、上記に書いてあるような企業を狙う人は、TOEICの点数もある程度上げないといいポジションは期待できないかもしれませんね。そういう人は、今から点数を上げる土台を作っておくといいと思います。

気になる人は、キャリコネのような企業の口コミサイトで実際の社員の生の口コミを見てみましょう。昇進というキーワードで調べれば何か答えが分かるかもしれません。口コミを見るには、まずは自分の過去または現在の会社の口コミを入力する必要があります。みんなざっくばらんなことを書いているので思いのたけをぶつけましょう!

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番外編:自慢できるTOEICの点数は?

よく質問されるので、最後に自慢できるTOEICの点数は何点なのかを考えてみたいと思います。

単純に履歴書に書ける点数という意味なら600〜700点以上ではないかと思いますが、自慢できる点数となると最低800点くらいはほしいかな、というのが感想です。

本当のところ、仕事でマトモに使うことができるレベルはどんなに低くても900点程度なのですが、日本人の平均点が550点程度であることを考えると、800点もあれば話のネタとしては十分自慢できると考えるためです(一度、初対面の人にTOEIC800点であることを延々と自慢されたことがあります笑)。人によっては、700点でも褒めてくれると思います。

でも、TOEICの目的は人に自慢することではなく、高い英語力を駆使して活躍するための指標なので、是非本物の英語力を身に付けてくださいね。

このサイトでは、英語力を上げる方法やグローバル企業に転職する方法について、実際独学でTOEIC970点を取って世界を飛び回る仕事を手に入れた管理人が幅広くご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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なお、上の写真は海外出張中に現地の提携会社の仲間達と撮影した写真です。赤い服が私です。