先月、ちょうど新型コロナウイルスが話題になり始めた頃、2回目の韓国出張に行ってきました。
年末年始は南国に旅行に行っていたのですが、帰国して早々に韓国出張が決まったのです。常夏の国で日焼けして帰ってきた直後、今度は極寒の地に送り込まれます。まあよくあることですが・・・。
今回は、韓国のとある街で開催されるイベントの視察です。上司や同僚はみんな別件で日本を離れられないため私一人!ひゃっほーう!やっぱり出張は一人が一番気楽で開放感があるよね。他の人に合わせたり面倒見なくてもいいし。
***
ウッキウキで出発した私は無事韓国の空港に到着し、会場までは無料送迎バスで向かうためバスを待ちます。
でも、世界中から人が集まる大きいイベントのはずなのに待っているのは私だけです。ポツン・・・。
ともあれ、バスに乗り込んで呑気に景色の写真などを撮って数分くらい経過した頃、運転手のおじさんが突然大きな声で怒鳴り始めました。
ラジオを聞いているわけでもありませんし、おじさんの会話のテンポからして電話をしているわけでもなさそうです。内容は韓国語なので当然何を言っているのか全く分かりません。
始めは独り言かと思って特に気にしていなかったのですが、おじさんは5分くらいずっと一人で怒鳴り続けています。しかもけっこうガチな怒鳴り方。
未知の言葉で怒鳴り続けるおじさんに、私の心臓はバックバク。
ここで少し心配になってスマホで道を確認すると、どうやら都心部にある会場とは全く逆の山の方に向かっているようではありませんか・・・。
↓この橋の上を右方向に進んでいますが、会場は右手前方向なのにバスは右奥に見えている山に向かいます・・・。
え、何これ大丈夫?どこ行くのこのバス・・・。
言葉も分からない見知らぬ土地で、私1人しか乗っていないバスが目的地とは逆の山に向かっている・・・。どこかに連れていかれる?
この辺からは、さすがの私も焦り始めました。
いざとなったら無理にでもバスを止めて外に飛び出すか、こっそり電話をするか、いろいろと考えを張り巡らせました。
でも、途中でおじさんの独り言は何故か笑い声に変わりました。相変わらず何を言っているのかは全くもってわかりません。
バスは依然どこに向かっているのかは分かりませんでしたが、山に行く道からは外れて少しずつ都心に向かっているようでした。
多分、おじさんの独り言が始まってからここまでせいぜい20分くらいの出来事です。それでも、さすがにガチなトラブルには巻き込まれたことがない私にとって生きた心地がしない20分でした。
そりゃ海外でのトラブル経験は豊富だけどさ。本当に危険な目に遭ったことはありませんからねw
山に向かっていたのはどうやら混雑した道を避けるなどの理由だったようで(推測)、なんやかんやで無事会場に到着しました。バスから降りるとおじさんは私の荷物を下ろしてくれ、進むべき道まで親切に教えてくれました(言葉が通じないので指差しで)。
なんだ、普通にいいおじさんだったんだ・・・。
おじさんごめん。親切なのに違う想像をしてしまってwでもさ、あの未知な言葉による大声の独り言は心臓に悪いよw言ってることが分かったならまだしも、何一つわかんないんだから余計にw
とにかく、外に出て安堵のため息をつく私。
これは到着したバス停で撮影。
イベントの視察なのでちゃんとした一眼を持っていたにも関わらず、SDカードを忘れるという大失態をしてしまったためGoProにて撮影しましたw
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到着すると、すかさず韓国の提携会社から電話がかかってきます。
提「左紗!今どこ?!」
私「えっ、30秒前に会場に着いたとこだけどどうして分かったの?w」
提「だって13時くらいに到着だって言ってたからさ!」
事前にだいたいこのくらいに着くんじゃないかと思うという予想は話していたのですが、本当に着いた瞬間電話がかかってきたので少し驚きました。
とはいえ、会場は巨大なので自分が今どこにいるのかも、どこに行けば会えるのかも分かりません。
提携会社からは、とりあえず道路を渡ったA館に行くよう言われます。
案内所で会場の地図をもらって指示通り歩き始めますが、これだけ世界中から人がくるイベントの割に会場地図は韓国語しかありません。外国から来た人読めないじゃーん!w
結局、会場案内はA館、B館というアルファベットや数字で書いてある部分以外何が書いてあるのか一つも分からず、アルファベットだけを頼りに進んで到着しました。
ここからは3時間くらいずっとミーティングと会場の視察。ミーティング中提携会社はこちらの大量の質問に丁寧に答えてくれましたし、会場の視察もとても協力的でした。
仕事の内容は詳しくは書けませんが、韓国の提携会社の人たちは本当にいい人たちだなあと感動。
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仕事が終わると、超ダッシュでデパートに向かってSDカードを入手し、ようやく本格的な写真撮影へ!(そして、デパートでもレジや出入り口の文字が読めず右往左往w)
街並みはこんな感じです。
着いてからすぐミーティングだったのでまだチェックインできていなかったホテルにもチェックインします。
会場の近くにしたんですが、ここがものすっごく豪華だっていう。私一人でこの広さですよ・・・。
しかも、これに更にでっかい寝室が2部屋もあるんですw
もはや4〜5人くらいの家族なら軽く泊まるレベル。
さて、チェックインして落ち着いたところで夜ご飯を食べに行きました。前回の韓国出張で看板が全く読めずお店探しに苦労するという経験をしているので、今回は慎重に行動することに。
今度こそ焼肉がたらふく食べたかったので、フロントでいいお店はないか聞いたところ、またしても韓国語だけの地図が出てきますw
だから読めないってば〜(涙)。
更に、焼肉は少し遠いらしく、行ったところで文字が読めなくてお店が見つからない可能性もあるのですぐ近くの別のお店にしました。クッパのお店ですが、文字が読めなかったので残念ながら名前は忘れてしまいました・・・。
うん、やっぱり韓国料理はおいしい!
お店でもやはり文字が読めなくて苦労します。まず、ハシがどこにあるのかわからないwどうやらテーブルの脇に引き出しがついていてそこに入っていたらしいのですが、何も読めず何もわからない私は店内をウロウロ。見かねた店員さんが私のテーブルまで来て出してくれましたw
↓問題の引き出しがあるテーブルの写真。ここにハシがあると書いてあるっぽいです。
もうちょっと食べたかったのですが、基本的に単品の定食みたいなものしか置いていないようだったのでホテルへ退散。何か買うにしても文字がわからなくてツラいので寝ましたw
おかしいなあ、旅慣れてるはずなのに文字や言葉がわからなくなった途端こうも苦労するとは・・・。
翌日は別の会場を視察しに行ったのですが、これがまた住宅街のような入り組んだ場所にあって、民家やらゴルフ場やらをくぐり抜けて30分かけて辿り着くという大冒険をしたのでした。
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仕事のあとはお楽しみのショッピング!現地出身の友人に教えてもらった大きなデパートで食べ歩きをしたり、お土産(自分用)を買ったりしました。
↓もう本当に全てがおいしいです。
でも、文字が読めないと苦手なものが入っていてもわからないのがやっぱり辛いwお店の人に聞いても言葉が通じないし、嗚呼・・・。
言葉は通じませんが、デパートの人もやっぱりとっても親切でした。いいところだなあ・・・。
今回もいろんな経験をしましたが(怖いバスとかw)、現地の人には仕事でもお店でも本当に親切にしてもらって完全に胃袋も心もつかまれました。ああ、今度こそ本当に時間作ってプライベートで行きたい!
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