前回の出張から数ヶ月開きましたが、またミズーリ州に出張になりました。
あれから私は異動があって別のプロジェクトに配属されたのですが、その立ち上げの企画詳細を詰めにアメリカの協力会社と打ち合わせをするのが今回の目的です。
私はまだ異動したてでプロジェクトのことはあまり把握していないので、今回はもっぱら通訳に徹するという過酷な出張です。
これまでミズーリ州へはシカゴ経由でしたが、この時は初めてダラス経由。
ダラスにとうちゃーく。
↓乗り継ぎ待ちの腹ごしらえはハンバーガー。
↓そしてミズーリ州到着。いつものインターコンチネンタル。
↓さすがに真冬だからバルコニーで飲む勇気はなかったわ・・・。写真でもよく見ると道路に雪が積もっているのが分かりますw
↓ミズーリ川もすっぽり雪に覆われていました。分かりづらいですが、水面が全部雪に覆われています。だから反射してなくて灰色になってるという・・・。
翌日からは怒涛の通訳・・・。参加者5人(私以外)に対して通訳一人だから、5人がわーわー話すことを全部私一人で通訳しないといけません。もうカオスですw
お昼ご飯は食欲がなかったので社食でサラダを買ったんですが、それすら一口食べようとするたびに誰かが話して私が訳さないといけないので、そうこうしてる間に昼休みも終了w午後のミーティングで他の人が話してる合間に急いで一口ずつ食べるという無茶な対応を強いられました。おかげでサラダを食べるのにかかった時間は3時間。
みんなもう少しこっちのことも考えてくれよ・・・。
これ、万国共通の事実なんですが、ほとんどの人に通訳は息をするのと同じようにできるって思われているんですよね(泣)。
バイリンガルなんだから通訳なんて息をするのと同じでしょ。え?ご飯?何モグモグしてるの?みんな待ってるんだから早く訳して?みたいな・・・。
こうして後日談として話すとみんな「そんなひどいことするの一部の人だけでしょ」って言うんですが、いざその状況になると「通訳のクセに何ご飯食べてるの?」って顔をする人のなんと多いことか。たとえそれが業務時間外であっても。
これをお読みくださっているみなさんも、ぜひ通訳には優しくしてあげてください・・・。
普段は私も「今昼休みでご飯食べてるから待って。」とバッサリ切り捨てるんですが、ちょっと今は異動したてなので無茶振りも受け入れて信頼と実績を構築する時期でして。
ちなみに、バイリンガル=通訳ではありません。通訳って話すのとは全然違う脳の使い方をするので、通訳ができない=英語ができないということにもなりません。私もただのバイリンガル(本当はトライリンガル)であって通訳ではありませんし。
英語を使って世界を飛び回る仕事は華やかそうに見えるかも知れませんが、いいところばかりではないので目指している人は注意してくださいねー。
これは、その果てしない闘いが繰り広げられた職場。サイバーチックというかコンクリート打ちっぱなしというか・・・。
夕食は安定のステーキですが、この時も気は抜けません。今回のプロジェクトは私以外全員モノリンガル(英語だけ、日本語だけ、など1つの言語だけを話す人のこと)。ご飯の時ですら仕事の話をしますし、そんな時私がモグモグしてると全員私が飲み込むまでジーっと無言でこちらを見つめるんですよ・・・。
業務終了してんだし食べる時間くらい確保させろwww
ステーキ自体はおいしいんだけどね・・・。
今回の出張は毎日がそんな感じで、毎日9時間ぶっ通しでずーっと120%の集中力を保たないといけなかったので(ランチ時間も通訳)、終わる頃にはマジで抜け殻状態でした。本当5秒たりとも気を抜けなかった・・・。
プロの通訳でも9時間ぶっ通しで通訳なんて常軌を逸したことしないんだからもう少し考えてほしいわ・・・。本当通訳を息をするのと同じ労力でできるって思うのはやめてほしい。
しかし、ようやく怒涛の数日間が終わったと思ったら、帰りの飛行機でさらなる悲劇が・・・w
次回に続く。
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