日常生活を通して少しでも英語を身に付けたい人におすすめなのが、毎日使うパソコンやスマホの言語設定を英語にするという方法です。
私は4〜5年英語でパソコンやスマホを使うことで英語のIT用語は日本語と同レベルに使いこなせるようになったので、とてもおすすめですよ。
パソコンやスマホを英語にする方法
昔はパソコンや携帯のUI(ユーザーインターフェイス:画面操作するためのメニューなどのこと)を日本語以外の設定にすることはほとんどできませんでしたが、最近は簡単に言語設定を変えることができます。
例えば、iPhoneだと一般設定の中に言語と地域の設定があり、そこから表示言語を変更できます。すでに英語にしているので英語のスクリーンショットですみません。
また、Macの場合システム設定の中に同様に言語と地域の設定があるのでそこから変更しましょう。
Windowsが手元にないのでご紹介できませんが、Windowsにも同様の設定があるはずです。
これで英語にできました!日本語に戻したい時もすぐに戻せるので安心です。
パソコンやスマホのUIを英語にすることによる効果
日頃使う道具を英語表示にすることで英語に慣れる
まだそんなに英語ができるようになっていないという人にとっていきなりスマホやパソコンを英語にするのは抵抗があるかもしれませんが、毎日使う道具を英語にすれば、少なくともスマホとパソコンを使っている間は英語圏にいる人と同じ体験をしていることになります。
英語上達への早道はとにかく英語に触れること。そう考えると、英語でスマホやパソコンを使えばその分野の英語はすごいスピードでマスターできることになるので、数ヶ月も使えば基本的なIT用語は使いこなせるようになるのではないかと思います。
今や不可欠なIT用語に慣れることでそれ以外の分野の突破口にすることもできると思うので、毎日使うツールを英語にすることはとてもおすすめです。
スマホやPCで使う基本的な英語一覧
さて、では実際スマホやパソコンを英語で使い始める前に基本的なスマホ・パソコン用語を少し挙げておきます。これはごくごく一部ですが、コレどういう意味?!またはコレ英語で何て言うの?!となった時のために覚えておいていただければと思います。
充電 | charge |
指紋 | fingerprint |
ロック解除 | unlock |
表示(メニュー) | view |
(特定の項目を)表示する | show |
(画面機能の)表示 | display |
編集する | edit |
(アプリを)終了する | quit |
確認する | confirm |
電波 | signal |
通知 | notification |
高度な設定 | advanced settings |
接続 | connection |
スタンプ(LINEなどの) | sticker |
履歴 | history |
携帯端末 | handset, terminal |
メーカー | manufacturer |
圏外 | no signal, no service |
アプリ | app |
ハードディスク、本体メモリ | storage |
電源をつける | turn on |
電源を切る | turn off(スマホ)、shut down(パソコン) |
再起動する | restart |
不明なエラーが起こりました | unknown error occurred |
ウィルスが検知されました | virus detected |
隔離する | quarantine |
(何かの処理の途中で)電波がなくなりました | signal lost |
切断されました | disconnected |
処理 | process |
アプリが終了しました | app has stopped |
※用語集ということで全て小文字で書き始めていますが、文頭やメニューの項目になった場合は最初の文字が大文字になります。
応用編:普段からPCを英語にしておけば、PCの操作を外国人に説明しやすくなる
私はIT系の仕事をしているので、当然毎日仕事中はずっとPCと向き合っています。海外のパートナーや同僚もみんなPCと向き合っているわけですが、一緒に仕事をしていると同じファイルを見ているはずでも相手と自分で見え方が違ったりして「こっちではこう見えてるよ、こうやって表示したよ」と今の状況を英語で説明することも多々あります。
そんな時、例えば今の画面にたどり着くのに「開く」からファイルを開いて表示設定で全画面にして、その後特定のタブを選択して・・・と英語で説明する時、自分のパソコンのUIが日本語になっているとモタついたりします。
というのも、例えば「表示」という日本語を単純に英語にしようと思ったら “view” “display” “show” など該当する翻訳は何種類かあります。通常パソコンでは表示メニューは “view”、何かを画面に表示させることは “show”、画面の機能自体は “display” と言いますが、日頃英語でパソコンを使い慣れていなければ、英語自体がわかってもPC用語が分からずとっさに別の単語を使ってしまう可能性もあるのです。
よく、マニュアルと実際の画面で微妙に言い回しが違っていて混乱することはないでしょうか?マニュアルでは「印刷」と書いてあるのに実際の画面は「出力」になっていて、本当に合っているのか不安になるといった具合ですね。
英語でUIのことを話す時も同じで、やはり相手が見ている画面と同じ用語を使うと通じやすさは格段に上がります。何も相手に合わせて日頃から英語でパソコンを使うのは必須ではないですが、慣れておくといざ英語でパソコンのUIについて話す時スピードが全く違うのです。
私は冒頭にも書いたとおりこの4〜5年間ずっとスマホもパソコンも英語で使っているおかげで、いざ英語で操作のことを話す時何も見なくてもスラスラ言えるようになりましたし、もちろん英語でどんなエラーが出てきても平気です(笑)。
日本にいながら英語を使った日常生活に少しでも慣れるという意味で、皆さんも試してみてはいかがでしょうか?