コロナ禍の今、在宅勤務(リモートワーク)になって通勤時間が浮いた人も多いと思いますが、皆さんはそんな時間をどうお過ごしでしょう?ゲームをしたり好きなことに使うのもいいですが、こんな時こそ英語を勉強することに時間を使ってみませんか?
自宅で英語を勉強する方法はたくさんありますが、私がおすすめするのはオンラインレッスンや添削型のサービスです。今回は、そんな中でもHiNative Trekという添削型の英語学習サービスを実際にガッツリやってみました(正確に言うと、英語が苦手な同僚にやらせてみました笑)。
HiNative Trekについてはこちらの記事で詳細をまとめていますが、簡単に言うと、毎日課題が送られてくるのでそれを解いて送ると答えが添削されて返ってくるというものです。それでは、実際の内容を見てみましょう!
※当記事はHiNative Trekのの公式サイトにも掲載されました!サイト内の「体験記事の紹介」をご覧ください。
英語が苦手な人に実際HiNative Trekを一週間やらせてみた!
今回、英語が苦手な同僚にHiNative Trekを1週間やらせてみました。彼はTOEICの点数が550点で、ある程度英語の文章を読むことはできますが、実際外国人と話すとなるとほとんど文章を組み立てることができず会話が成立しないので、業務中は私が通訳してあげる必要があります。
そんな同僚が一週間本気で取り組んでみた結果がこちら!HiNative Trekでは月曜日〜金曜日の5日間が1週間となり、土日はお休みです。
Day 1(月曜日)
1日目の課題はこちら。
テキスト:
Attendee A: Please tell me your email address. I’d like to find a time to meet when we get back to Tokyo.
Attendee B: I’ll give you my card. My email address is on the back. Please let me know when you’d like to meet.
語彙: http://bit.ly/trek-november-vocab
ヒント: 特定な情報をすぐに提供してもらいたい場合には、「tell」という動詞を使います。一方、相手の好きな時間に情報を提供してもらうように願う場合には、表現「let me know」を使います。従って「let me know」を含む要請の方が丁寧ですが、メールアドレスや名前、ものの位置といった特定な情報の場合には「let me know」は使えません。
課題:
テキストを参考に、「tell me」か「let me know」を使って次の文を穴埋めしてください。
1) Please ______ where the FluxFlow booth is.
2) Please ______ where you would like to meet for lunch.
3) Please ______ your phone number.
チャレンジ: 続いて「tell me」か「let me know」を使って、誰かに情報を求める1文を自由に書いてください。
問題文は英語の音声付きです。
これに対して、同僚が送った回答はこちら。かなりしっかりした回答です。
すると、翌日くらいにはネイティブの人間の先生(AIではありません)から非常に詳細なコメント付きの回答が来ます。
今回は tell me と let me know の違いについての課題でした。どちらも「教えてください」という意味ですが、 “tell me” は今すぐ答えがほしい時(道を聞くなど)や名詞句に対して使えますが、それ以外の今すぐ回答が必要ない時などには “let me know” を使った方が丁寧という内容ですね。
同僚はこの違いを知らなかったらしく、四苦八苦しながら回答したようですが、結果は全問正解!お見事。
どうでしょう?1日あたりの量がこの程度なら苦になりませんよね。
Day 2(火曜日)
月曜日の課題が無事終わり、次は火曜日分です。今度の課題はこちら。
テキスト:
Today we’ll be talking about ways to grow the company. We’ll talk about our current financial status, take a look at sales projections, set goals for the next fiscal year, and discuss how we can make strategic use of partnerships and influencer outreach to achieve those goals.
語彙: http://bit.ly/trek-december-vocab
ヒント: 疑問副詞「how」はよく疑問文で使われますが、何かのやり方を表す文章でも使えます。テキストでは、話者は「how」を使って事業目標を達成する方法について話します。
課題:
「How」を使って次の文章を書き直してください。
1) Let’s talk about the ways that we can increase our sales this quarter.
2) I’m going to outline the ways that we can put our market research to use.
Howを使って文章を書き換えるだけの問題なので易しいですね。
同僚の回答はこちら。文句無しの大正解です。
そして先生の添削がこちら。
シンプルな問題なのにこんなに細かく解説してくれています。英語が苦手な同僚もこの問題は自信を持って回答できたし説明もわかりやすかったと言っていました。
Day 3(水曜日)
さあ、一週間も半ばまできました。3日目の課題はこちら。
テキスト:
Presenter: Buying a car can be a stressful experience, and the process hasn’t changed much in the past 60 years. Here are a few ways that our app, GetCar, is going to revolutionize the way that we buy cars.
語彙: http://bit.ly/trek-december-vocab
ヒント: 動名詞(gerund)は「ing」で終わる動詞形です。動詞の意味を持ちながら名詞としても機能しますので、例えば文の主語としても使えます。動名詞が文の主語の場合は、その動詞に続く目的語もよく伴います。動名詞で始まる単語の集合は「gerund phrase (動名詞句)」と言います。テキストでは「buying」は動名詞で、「buying a car」は文全体の主語に当たる動名詞句です。
課題:
1) 次の動詞から3つを選んでください:「revamp」「retrofit」「relocate」「ensure」。
2) 選んだ動詞を動名詞(gerund)に変えてください。
3) 上記の動名詞を主語に入れて新しい文を3つ書いてください。
これに対する同僚の回答がこちら。
うん、今回もわずかな間違いがある以外は完璧ですね。普段から仕事のメールもこのくらいの精度で書いてくれれば私も楽なんだけど・・・(笑)。
対して、先生からの回答がこちら。今回はかなり盛り沢山だったので枠線が一部切れてしまいました。
1つだけ、最後に “the safety” と余分な “the” を入れてしまっているので訂正されていますね。先生も言っている通り、 “the” を付けてしまうと特定のケースの安全性だけのことを表すことになり一般論ではなくなってしまいますが、ここでは一般的な安全性のことを話しているので “the” は必要ありません。不要な “the” を付けてしまうのはTOEIC900点台の日本人でもよくやってしまう間違いです。
Day 4(木曜日)
テキスト:
Presenter: Market analysis has allowed us to define several market segments. As you can see on the chart, big businesses make up 50% of the market, while small businesses make up the next largest segment. This tells us that big businesses should be our target market: we can develop enterprise solutions and offer select options for small business clients.
語彙: http://bit.ly/trek-december-vocab
ヒント: AがBの何パーセントと言いたい時は、前置詞「of」と「make up」「comprise」「consitute」といった動詞を組み合わせて表します。文の構造は次のようになります:「名詞・名詞句」 +「動詞の活用形」+「percent」+「of」+「名詞・名詞句」。テキストはこの構造を使って、あるサービスにおいて大手企業が市場全体の50%を占めていることを表します。
課題:
プレゼンテーションのスライドを参考に、次のようにしてください。
1) 動詞「make up」を使って、学校は市場の何パーセントに当たるか書いてください。
2) 動詞「constitute」を使って、政府機関は市場の何パーセントに当たるか書いてください。
さあ、今回はXXの○○パーセントを占めるという表現の学習ですが、これが何種類か言い方があるので厄介です。
同僚の回答はというと、こちら。
お、けっこうちゃんとしています。・・・が、回答自体は合っているのに残念なスペルミスが・・・。
そして先生の回答がこちら。
やっぱり、”constitude” と書いてしまったのを “constitute” と直されていますね。なお、「スペルミス」は一般的に英語では “typo” と言います。
残りはいよいよあと1日です。
Day 5(金曜日)
さあ、今日はいよいよ最終日!金曜日ですが、ゆっくりするのは問題を解いてからにしましょうね。今日の問題はこちらです。
テキスト:
Presenter: This bar graph details the number of cars sold in Japan over the past six years. Sales volume peaked at 4.7 million units in 2014, then plunged to 4.1 million units in 2016. Sales are currently on the rise, but I’d like to talk about why sales declined so sharply throughout 2015 and 2016.
語彙: http://bit.ly/trek-december-vocab
ヒント: 動詞「peak」はグラフや数値が最高点に達していることを指します。一方、動詞「plunge」はグラフや数値の急落を指します。「peak」を使うときは「at」で数値を、「in」で時点(いつ達したか)を示します。「plunge」を使うときは「to」で数値を、「in」で時点を示します。
課題:
1) 前置詞「at」と「to」と「in」を使って次の文を埋めてください:
“LTV peaked ___ $500 ___ April 2016, but plunged ___ $350 ___ June 2018.”
2) 動詞「peak」か「plunge」を使って、数値の変化についての新しい文章を書いてください。
今日は数字の表現についての問題ですね。同僚の回答はこちらです。
ちょっと惜しい間違がありますが、解説は先生のコメントを見ながらするとして、最後までよく頑張りました!
これに対して、先生の回答はこちらです。
おおむねきちんと回答できていましたが、 “page view” が単数形になっていたのだけ惜しかったですね。日本語では複数形の概念が英語ほどはっきりしていないので間違いがちなのですが、 “page view” は単数形だと1回のページ訪問のことを指すので、ここでは間違いです。
もちろん、ページビューが1しかなかったという寂しい文章なら単数形で合っていますが、ここでは10,000回の訪問(複数)から6,000回の訪問(複数)に落ちたという内容なので、複数形の “page views” にしなければなりませんね。
いかがだったでしょうか?以上がHiNative Trekの一週間分の問題です。そんなに多くないですよね?英語力にもよりますが、1日あたり15分〜30分程度でできるのではないかと思います。
HiNative Trekを一週間やってみた感想
さて、今回は英語が苦手な同僚にやってもらったわけですが、一週間やってみた感想は以下の通りでした。
英語は普段から仕事でも触れていますが、決して得意ではありませんし、細かい文法を直してくれる人はいないので、今回HiNative Trekをやってみて脳へのとてもいい刺激になりました。一週間ではありましたが、先生からは毎日とても詳細な説明をしてもらえたので、多くのことを吸収できたのではないかと思います。自分の英語力はまだまだなので先生の英語のコメントも辞書を片手に時間をかけて読まなければなりませんでしたが(笑)、おかげで読解力も身に付いた気がします!またきちんと英語を勉強したいと思います。
かなり大絶賛ですね。確かに、英語が苦手な人にとっては先生のコメントが英語だという点も難易度が高いかもしれませんが、それでこそ英語力が身に付くというものです。
何より、24時間いつでも解答して提出できるところが魅力ですよね。コロナ禍の今こそ、HiNative Trekで手軽に英語を勉強してみませんか?
気になる金額は?
HiNative Trekは月額サービスになっていて、月額プランの場合はビジネスコース、ITコースいずれも1ヶ月19,600円、1年契約の場合1ヶ月あたりの金額は16,333円(1年196,000円)です(2020年8月現在)。
これを日割りすると約817円、ランチ程度の値段です。※
※1ヶ月の平日の日数を20日間として計算し、16,333円を20で割った数字です。
月に2万円弱というと高く感じるかもしれませんが、あなただけのためにプロのネイティブ(AIではなく人間!)が時間を割いて添削してくれることを考えると決して高くはないと思います。
語学学校だと1時間で数千円もしてしまいますが、1問あたり30分程度のレッスンに対してランチ程度の金額であることを考えると格安だと言えるのではないでしょうか?
しかも、自宅でいつでも好きな時にできるというメリットはとても大きいですよ。コロナで家にいることが多い今、とてもおすすめのサービスです!