これは主に転職してからの話になりますが、あなたが英語が得意な平社員の場合、上役の通訳をすることでうまく昇進を早められる可能性があります。
どういうことでしょうか?
例えばあなたしか英語ができる人がいない、けど上役は重要なビジネスの話を海外パートナーとしたい・・・そんな時は、あなたが通訳に抜擢されるでしょう。
そして、そんな重要な会話をずっと通訳し続ければ、だんだんあなたも会話の内容がわかるようになり、やがて議論に参加したり提案することもできるようになってくるのです。
そのためのコツを説明しましょう。
まずはきちんと通訳に徹して認めてもらう
入社したて、異動したての時は当然社内での実績はゼロなので、まずは上役に実力を認めてもらう必要があります。もしくは、これまであなたの実力が埋もれていて注目されていなかった場合も同じです。そんな時は、まずは与えられた仕事をきちんとこなして周囲に認められることが重要です。
もちろん、初めて通訳を求められた瞬間からガンガン意見を言うこともできなくないですが、上役はあなたの英語力を頼って通訳することを依頼しているのであり、意見を求めているわけではないのです。
まずは通訳に徹し、その正確さやスピードを認めてもらいましょう。
通訳の実力が認められたら、たまに自分の解釈や意見を挟む
別の国の人同士が話をしていると、当然文化の違いから話がかみ合わなくなることがあります。
例えば、ある時海外パートナーに対して、報酬を前払いにするか後払いにするかで一悶着あったことがありました。先方の社長は、社員のやる気のためにも前払いがいいと言いますが、私の日本人の上役はご褒美を先にあげると頑張らなくなるからダメだと言います。
そのことを相手の社長に伝えると、社長は思いもよらないコメントに目を丸くして驚きました。
私はそっと、先にご褒美をやるとサボるという考え方は日本特有で、アメリカではその全く逆の考え方をするので、社長は本気で社員のやる気のために言っているだけだと思いますよ、と上役に伝えたところ上役も目から鱗だったようでした。
このように、文化の違いによって議論が頓挫した時に少しずつそのことを解説するようにすると、次第に上役は言語面だけでなく相手の意図の解説も私に求めるようになってきました。
こうして言語面以外でも頼られるようになってきたら、肝心の議題にも少しずつ参加する
相手の考え方の解釈のしかたまで求められるようになったら、もうかなり信頼されていると考えていいでしょう。この段階からは、前回の会議でどこまで話したか、次はこういう話をするといいのではないかといった議論の本筋に関わる意見を少しずつ入れていくといいです。そうしているうちに、だんだんあなたも重要なビジネスミーティング自体の参加者になっていけるのです。
まとめ:こうして実力が認められれば、ビジネス自体を任されて昇進するも夢ではない
いかがでしょうか。私はこれで通訳のスキルだけでなくビジネス感覚や交渉能力も認められ、そのパートナーとのビジネス全般を任されるようになりました。更にそこからチーム全体の管理を任されるようになり、今ではチームリーダーです。
そもそも昇進というのはそうやって少しずつ自分の役割以上のことをやって認められて達成するものですが、通訳ができる人はそれを加速できるかもしれませんよ、というお話でした。
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