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英語豆知識

英語を習得するのに必要な時間は◯◯時間

投稿日:2018年9月18日 更新日:

TOEICはレベルごとにおおよその学習時間の目安がある

英語を習得するには現在のレベルと目標レベルに応じておおよその所要時間が決まっています。トップページに、TOEIC250点レベルの人が950点を目指そうと思った場合1750時間かかるという統計があると書きましたが、その統計をもう少し詳しくご説明いたします。

下の表は、とある大学教授が学生がTOEICの点数を何点上げるのに何時間の学習時間を要したかのデータを元に作成したもので、現在も必要学習時間の目安としていろいろなところで使われています。

これを見ると、現在250点の人が350点を目指すには200時間が、250点の人が450点を目指すには425時間が必要というように、現在のレベルと目指すレベルごとに基準となる必要学習時間があることがわかります。(スマホは横スクロール可)

  目標レベル
350点 450点 550点 650点 750点 850点 950点
現在のレベル 250点 200時間 425時間 700時間 950時間 1150時間 1450時間 1750時間
350点   225時間 450時間 700時間 950時間 1225時間 1550時間
450点     225時間 450時間 700時間 975時間 1300時間
550点       225時間 450時間 725時間 1050時間
650点         225時間 500時間 825時間
750点           275時間 600時間
850点             325時間

※A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success(2007オックスフォード大学出版)が、Saegusa, Y. (1985) Prediction of English Proficiency Progressから引用したもの

1985年のデータなのでかなり古いですが、早稲田大学元教授でありTOEICの日本における運用団体IIBCの発案者でもある方が大規模な調査を元に作成したものなので、現在でもある程度参考にしていいのではないかと思います。

現に、今回私が参考にした “A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success” も、オックスフォード大学出版という権威ある出版社が2007年に出している書籍ですが、この1985年のデータを引用しているので、少なくとも2007年時点ではそれ以上のデータが存在していなかったということだと思います。

誰か現在のTOEIC形式や学生の平均英語力を適用して再調査してくれませんかね(笑)

 

学習時間の根拠とは?

学習時間=大学の授業時間のみ?

このチャートで言う「時間」とは、大学の講義の受講時間のことではないかと思います(上記書籍の本文中に、”In a large-scale study of students in courses of study over 200 hours the average gain was just 110 points”→「200時間以上の教育課程を履修した学生を対象にした大規模な調査において、上がった点数の平均はたった110点だった」とあるので)。

つまり、大学の英語の授業のような体系立てて効率的に行われている講義を行っても、英語初心者がTOEIC950点を目指すには1750時間もかかるということになります。

予習・復習の時間は含むのか?

一方で、大学の授業は基本的に授業以外に予習復習にそれぞれ授業と同じ時間が必要だという前提があります。予習、講義、復習の3つが全て揃って初めてその科目が習得できるという考え方だそうです。

2時間の授業に対して予習2時間、復習2時間合計6時間が必要。授業1時間につき合計3時間が必要。(「イノベーション人材の養成を目指した大学教育」より)

上記のSaegusa氏の表では、この予習・復習も含めて1750時間なのか、講義だけで1750時間なのかの記載はありませんでした。1750時間が授業だけならば実質その3倍の5250時間が必要なことになるので非常に大きなブレがありますが、このサイトではひとまず1750時間を学習時間の目安にしてみようと思います。

世の中の教材も1750時間に近い基準になっている=効率的に勉強すれば少ない時間数でも高得点を狙える

学習所要時間を1750時間にする根拠としては、世の中の学習教材を見ても、初心者〜上級者までのコースの所要時間の合計が1750時間に近いものとなっていることが理由の一つにあります。

例えば、英語通信講座最大手の1つであるアルクの教材を例にとっても、入門コースからTOEIC900点コースまでの合計所要時間は約1615時間となっており、先ほどの表と近い時間数になっており、効率的に学習できた場合そのくらいの時間数でもTOEIC900点代を目指せるのかもしれないと考えられます。

教材 所要時間
TOEIC900点コース 180時間
TOEIC800点コース 150時間
TOEIC700点コース 120時間
TOEIC600点コース 90時間
TOEIC500点コース 45時間
1000時間
超入門コース 30時間
合計 1615時間

※アルク公式サイトに掲載されている毎日の学習時間を合計することで算出。

もちろん、人間は記憶を定着させるには時間が必要なので、短時間で詰め込んでもどんどん古い記憶が新しい記憶に上書きされるリスクはありますが、学習する1750時間以外の時間を記憶を定着することに努力する時間とするならば、TOEICの点数を上げるだけなら1750時間くらいでできるのかもしれません。

私はじっくり記憶を定着させながら回り道して全方面の能力を磨いたので5800時間以上費やしましたけどね(笑)

 

平均的な英語力の人がTOEIC950点取るには何年?

さて、それでは実際に平均的な英語力の人がTOEIC高得点を狙うには何時間かかるのか計算してみましょう。日本人のTOEIC平均点は550点程度ですが、TOEICを受けたことがない人も含めると全体の平均レベルはもう少し低いと思いますので、ここでは平均的な日本人の英語力をTOEIC450点前後とします(実際はもう少し低いかもしれません)。

効率的に勉強した場合

上記のチャートだと、大学の講義や通信講座などで効率的に勉強した場合、現在TOEIC450点の人が950点を取るには1300時間かかることになります。もしこれを2年で達成しようと思った場合、毎日1.8時間勉強する必要がある計算になります。

1300時間 ÷ 2年(730日)=約1.8時間/日

1年で達成する場合、これの倍なので毎日約3.6時間になりますね。平日も休日もお盆休みも年末年始も休まずこれだけ勉強することになるので、これを大変と取るか、毎日2時間も勉強しなくてもTOEIC高得点が狙えると捉えるか、その考え方一つがとても大きな違いを生むことになります。

最近は教材もスマホ対応していたりMP3になっているので、通勤時間でも勉強することができると考えると、電車で通勤している人は毎日往復で2時間程度は勉強できることになるので(日本人の平均通勤時間は片道約1時間)、それだけでもかなりの得点アップが狙えると考えられますね。

何事も、隙間時間をたかが隙間時間と言ってサボらず、いかにやる気をキープするかが習得できるかどうかの鍵になります。

効率的に勉強しなかった場合

私は、スタート地点の点数がもう少し高かったのに、きちんとした学習計画がなかったので910点を取るのに4年もかかりました。毎日何時間勉強していたかは定かではありませんが、3〜4時間は英語に接していたと思うので、合計約5800時間ということになります。恐ろしい数字ですね。

短期間でTOEIC高得点を狙っていたわけではなく、大学生のうちに総合力を高めようと思ってのんびり勉強していたのでそもそも効率よく勉強した人と比較することはできませんが、やはり効率的に勉強していたかどうかの違いは大きいと思います。

ずいぶん遠回りした私からすると、たった1300時間でTOEIC950点が取れるなら万々歳だと思います(笑)

 

「お金節約&遠回り」か、「お金投資&近道」か

これまでの話の通り、効率的に勉強した場合平均的な英語力の人がTOEIC高得点を狙うのに1300時間かかるのに対して、きちんとした学習計画無しで気ままに勉強するとその数倍の時間がかかることがわかります。

学習計画をきちんと練って効率的に勉強することはお金をかけなくてもできますが、独学の場合世の中にはどんな勉強法があるのか、何をすれば上達するのかある程度わかっていないとなかなか難しいため、結局回り道になることが多々あります(経験者は語る)。

このため、学習計画を練ったり試行錯誤すること自体を楽しめる余裕のある人はお金をかけずに独学を、短期間で成果を出したい人にはある程度お金を投資しても確実に目標を達成する勉強法が向いているのではないかと思います。

お金をかけず自己流で遠回りをするか、お金を投資して時間の無駄遣いを避けるか、自分に合った方法を選んで英語を習得していただければと思います。

-英語豆知識

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