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英語豆知識

日本人が作った和製英語20個の語源を調べてみた

投稿日:2018年10月21日 更新日:

日本で使われているカタカナには、海外では通じない和製英語も多いということは今や誰でも知っていると思います。

最近では「アルバイト」は英語ではなくドイツ語だとか、「インフレ」、「アポ」といったカタカナは「インフレーション」、「アポイント(メント)」の省略形で正しい英語ではないといったことは広く知られていますが、正しい英語だと思われていても実は和製英語というカタカナもたくさんあります。

今回は、正しい英語だと思っている人も多い和製英語を20種類ピックアップし、語源や英語圏で一般的に使われているかどうかを検証してみましたので、英語で話す際の参考にしていただければと思います。

各項目の画像は、実際に海外のフリー画像サイトでその英語で検索した時にヒットした画像です。英語圏の人はその英語を聞いた時何を思い浮かべるかわかりやすいと思います。

また、英語圏で使われているかどうかを示す一つの指標として、”online English dictionary” でGoogle検索して上位5番目までに出てきた辞書に載っていたかどうかをそれぞれの例に記載しています。掲載している辞書が多いほど英語圏でも一般的に使われる単語、少ない単語はあまり使われていない(=和製英語)と考えることができます。

みなさんの周りでネイティブが使っていた表現もあるかもしれませんが、一部のネイティブが使っていたから正しい英語だとは限らないのでご注意ください。

 

ベビーカー (baby car)

ベビーカーは和製英語で、英語では “baby carriage” または “baby stroller” が正しい表現です。日本で一般的に知られるタイヤの付いた乗り物を指す英語が “car” くらいしかなかったので “baby” + “car” を組み合わせてベビーカーとしたのでしょうが、英語圏で使うと赤ちゃんが自分で運転するカートか何かのように聞こえてしまう可能性もあるのでご注意ください。上の画像も実際海外のフリー画像サイトで “baby car” で検索してヒットしたものです(ちなみに、このサイトでは日本で言う「ベビーカー」にあたるものはほとんどヒットしませんでした)。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com ×
Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

プレミア (premium? premiere?)

これは語源がよく分からなかったのですが、”premium”(プレミアム)は有料の、上等なという意味の英語で、”premiere”(プレミア)は映画の上演初日、試写会、主要な、トップバレリーナという意味のフランス語です。日本で使われる「プレミアが付く」(有料価値が付く?)という意味のカタカナは、おそらく英語の “premium” の意味とフランス語の “premiere” の発音が混ざったのではないかと思います。

いわゆる「プレミアが付く」という意味で “premiere” と英語で言うと通じないのではないかと思いますのでご注意ください。

プレミアムだと何か長いし、プレミアって言葉もあるんだからそっちでいいんじゃない?というノリでプレミアと言うようになったのかもしれません。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com ×
Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

※ “Premiere” で検索し、「有料の付加価値が付く」という意味が載っているかどうかを基準にしています。”Premiere” という単語自体はどの辞書にも載っています。

 

(電車の)ホーム (home?)

電車の「ホーム」は、電車が帰ってくるホームという意味ではなく、「プラットフォーム」の「フォーム」の部分だけが抜き出され、さらに「ホーム」と訛ったものだそうです。日本語では長い単語を略す傾向にあることと、FとHの発音の区別が曖昧であることから “platform” が “home ” になってしまったんですね。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com ×
Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

※ “Home” の定義のページ内を “train” “rail” “platform” で検索し、ヒットしたかどうかを基準にしています。”Home” という単語自体はどの辞書にも載っています。

 

ボリューミー (volumy)

これはおそらくボリュームがあるという意味で、ボリュームを形容詞化したものではないかと思いますが、英語圏では一般的には使われていません。ネイティブが使っているのを見たことがある!と言い張る日本人を見たことがありますが、一部のネイティブが言っているからといって広く浸透している英語だとは言えない一例です。

なお、英語ネイティブは volumy という単語を聞くと音のボリュームがうるさいという意味を連想するようです。海外のフリー画像サイトで “volumy” を検索したところ、音量が大きいライブコンサートや耳を塞ぐ人、ヘッドフォンをする人の画像ばかりヒットしました(Googleで検索するとまた違う結果が出ます)。いずれにせよ日本で言う「ボリューミー」という意味ではほぼ使われていないということですね。

実際、以下5種類の辞書には “volumy” という単語自体が一つも掲載されていませんでした。英語を話す時に使っても恐らく文脈から何となく意味は通じると思いますが、正しい英語とは言い難いので、「料理が多い」と言いたい時は “this is a lot”(この料理多いね)、”the portion is big” (一人分の量が多い)といった言い方をしましょう。”Too much”(多すぎる)という言い方は、出してくれた人に対して言うと失礼になるので注意が必要です。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com ×
Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

オーダーメイド (order made)

“Made-to-order”(特注の)という英語が日本風に変化したものではないかと思いますが、特注という意味の英語は “custom-made”、”tailored” です。

Order made と英語で言ってしまってもたいていは通じると思いますが、正しい英語 “custom-made” の「カスタム」もカタカナになっていて日本人にも馴染みがある単語なので、できればそちらを使うといいでしょう。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com ×
Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

フリーター (freeter?)

これは、非正規のパートタイム雇用を意味する和製ドイツ語「アルバイト」が変化して「フリーアルバイター」になり、更にそれを略したものではないかと思われます。ただ、もはや原型を残していませんし、原型であるドイツ語の “Arbeit” 自体も日本で言う「バイト」とは違い正規雇用という意味なので、海外で “freeter” と言ってもその和製英語を知らない限りまず通じないでしょう。

フリーターという概念自体が英語ではあまり一般的ではないですが、強いて使うなら “job-hopper”、”part-time-jobber” という言い方があります。ドイツ語でパートタイムの仕事のことは “Teilzeitarbeit” と言います。

なお、上の画像は海外のフリー画像サイトで “freeter” で検索したら出てきたものです。”Freezer”(冷凍庫)のスペルミスだと判断されたのか、雪景色や氷の画像ばかり出てきました(笑)。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
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Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

スキンシップ (skinship)

肌と肌が触れ合うことを意味するカタカナですが、これは今から60年以上前にWHOに参加した日本人児童心理学者が「議論の中でアメリカ人が使っていた」と主張して日本語に導入したものだそうです(2018年現在まだご存命らしいです)。

ただ、実際そんな言葉を使うネイティブは見たことがありませんし辞書にも載っていないので、私はその日本人が “kinship”(親族、関係、親類関係)と聞き間違えるか何かしたのではないかと思っています。その後、このカタカナについて調査した人によると「英語であるかのように紹介されているが和製英語である」と結論付けられています。

正しい英語は “physical contact” です。

なお、上の画像は海外のフリー画像サイトで検索したら出てきたものです(笑)。マストの付いていない船、つまり “skin ship” ということでしょうか(笑)。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com ×
Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

スパンコール (spangle)

これは英語の “spangle” が日本語風に訛ったものだそうです。和製英語というより発音が間違っているだけで正しい英語ですが、元の発音とはかけ離れているのでここで取り上げてみました。英語で言う時は、つづりの通り「スパングル」または「スパンゴォ」の方が近いので、「すぱんこーる」という発音はしないでおきましょう。

「すぱんこーる」という音の単語は英語には存在しませんが、”spangle” は全ての辞書に載っています。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary
Dictionary.com
Oxford Dictionaries
Collins Dictionary
Merriam-Webster

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

ペンション (pension)

日本語では山中にある宿のことを指して「ペンション」と言いますが、これは英語とフランス語が混ざったものではないかと思います。英語の “pension” は「ペンション」に近い音ですが「年金」という意味で、宿という意味の “pension” はフランス語起源で「パンション」に近い発音になります(英語でも宿の意味で使うこともあります)。

このことから、日本語の「ペンション」は英語の “pension” の音とフランス語の “pension” の意味が組み合わさったものなのではないかと思われます。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
Dictionary.com
Oxford Dictionaries
Collins Dictionary
Merriam-Webster

※○は掲載あり、×は掲載なし

※ “Pension” で検索し、宿という意味が掲載されていたかどうかを基準にしています。

 

アジト (agitation point)

組織の隠れ家のことを日本語で「アジト」と言いますが、英語では通常 “hide-out” と言うか、”agitation point” という言い方もあります。

更に調べたところ、ロシア語の “агитпункт”(アギトプンクト)が英語の “agitation point” と同じ意味らしく、これが「アジト」の語源なのではないかと言われているようです。どちらにせよロシア語の音も「アギト」であって「アジト」という音とは違うので、何で日本語では「アジト」と呼ぶようになったのかの真相は謎ですね。

 

主要辞書掲載有無

Cambridge Dictionary ×
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Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

※完全な造語なので載っているわけはありませんが、念のため “agit” で検索しました(これで agit と agito の両方をカバーできるので)。

 

シルバーシート (silver seat)

お年寄りの優先席のことを「シルバーシート」と言いますが、これは元々JRが発案したものが日本中に広まったもので、完全な和製英語です。英語で “silver seat” と言うと、写真のようにただの「銀色の席」になってしまうのでご注意ください(笑)。

お年寄りは髪に白髪が混じって銀色に見えることからちょうどいいように思いますが、何とシルバーシートの席の色が銀色になったのは「たまたまJRが期限内に発注できた布が銀色しかなかったから」という製造上の理由だそうで、髪の色うんぬんは後でこじつけられたんだそうです。すごくぴったりなのに意外ですね。

ただ、英語で silver seat と言ってしまっても、何となくお年寄り向けの席のことだとは連想してもらえるかもしれません。

 

主要辞書掲載有無

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Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

ゴールイン (goal in)

ゴールに到達することを「ゴールイン」と言うことが多いですが、 “goal” は名詞であり動詞として使われることはありませんし、”in” を組み合わせた “goal in” という言葉も日本特有のものです。

日本では英語の動詞または名詞と “in” を組み合わせてどこかに入るという意味の動詞を作るとが多いですが、こういったカタカナを見かけた時は、英語で使う前に本当に正しい英語か調べることをおすすめします。

 

主要辞書掲載有無

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Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

ベースアップ (base up)

給与水準の底上げという意味ですが、先ほどの “goal in” のように「〜アップ」というカタカナは多くが和製英語なのでご注意ください。

「ベースアップ」というカタカナを英語ネイティブが聞いた場合、何かの水準を底上げすることであるということは想像できるかもしれませんが、給与水準の底上げであるということは知らないとわからないので、外国人に対して英語を話す時に使うのは避けた方がいいでしょう。

多くの和製英語は日本人が外来語に抵抗なく柔軟に受け入れる姿勢があったからこそできたものだと考えていますが、さすがに「ベースアップ」を略した「ベア」だけは何度聞いても気持ち悪いです(笑)。

ベースアップの略が「ベア」になるなら、何で「キャリアアップ」や「スキルアップ」が「キャア」や「スア」にならないのか不思議に思うのは私だけでしょうか・・・。

ちなみに、海外のフリー画像サイトで “base up” で検索すると何故かキノコや鳥の画像ばかり出てきました(笑)。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

 

チャック (??)

日本ではファスナーのことを日常会話で「チャック」と呼ぶ人は非常に多いですし、私も普段はチャックと言っています。でも、実はこれは外来語でも何でもなく日本語だということをご存知でしょうか?私も中学生くらいまで知らなかったのですが、「チャック」というのは「巾着」の「ちゃく」のことだそうです。

洋服のチャックのことは、英語で “zipper” と言います。「チャック」と言っても100%通じないので気をつけましょう。

ちなみに、「ファスナー」はジッパーではなくネジのことです。ジッパーの意味で使う場合 “zip fastener” と言います。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

 

ハーフ (half)

「ハーフ」は混血という意味の和製英語であり、”half” という英語自体は間違いではないのですが、これを混血という意味で名詞として使うのは正しくないので取り上げました。”Half Japanese” のように形容詞として使うのは正しいのですが、”He is a half” のように人に対して名詞として使うのは間違っているという意味です。違いがわかるでしょうか?

“Half” という名詞を単独で使うと、画像のように「半分の果物」のように、人ではなく物のような印象を与えるので注意です。

また、蛇足ですが日本では混血のことを全て一緒くたに「ハーフ」と呼ぶ傾向にありますが、混血=全員がハーフというわけではないのでご注意ください。

例えば、日本50%:フランス50%(ハーフ)の父親と日本75%:ドイツ25%(クオーター)の母親の元に生まれた子供は、日本62.5%:フランス25%:ドイツ12.5%になるのでハーフ(50%ずつ)ではないですよね?複雑すぎるでしょうか?(笑)でも混血の人は全てが50%:50%(ハーフ)とは限らないことはお分かりいただけたかと思います。

このように、混血にはいろんな組み合わせがあり、必ずしも半分ずつきれいに別れているわけではないので、混血を全ていっしょくたに「ハーフ」「クオーター」と呼ぶのは間違いです。よく「そんな細かいことを・・・」と言う人がいますが、当事者にとっては全然細かいことではないんですよ。

英語では、「ハーフ」にあたる名詞はあまり一般的ではなく、”I’m half Japanese”、 “my mother is American” のような言い方をすることが多いです。それ以外にも “half breed”、 “mixed race” など様々な言い方がありますが、そういう言い回しよりは上述の「半分XX人」、「母親がXX人」という言い方の方が一般的です。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

※ “half” という単語自体は全ての辞書に載っていますが、これを “he is a half” のような名詞として「混血」という意味で使っているかどうかを基準にしています(形容詞としてなら載っていました)。

 

コンセント (concent)

電源のことを指す「コンセント」は、英語では “outlet”、”electric outlet” と言います。ではコンセントの語源が何かというと、大正時代に電源の差込口とプラグを合わせて “concentric plug” と呼ばれていたことが発端だそうで、これが省略されて concent = コンセントと呼ばれるようになったそうです。Concentric だと長いし、まあ concent だけでいいだろといったところでしょうか。

「コンセント」という発音に近い英語には “consent”(同意)という単語がありますが、これは語源も意味も電源のコンセントとは全く関係ありません。

ただ驚いたことに、今回画像を調べていて “concent” で検索したところ、日本語で言う「コンセント」に該当する画像がいくつかヒットしました。英語の辞書にも載っていない完全な和製英語のはずなので、もしかすると一部の英語圏の人が和製英語を逆輸入して使っているのかもしれません。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

 

バージンロード (virgin road)

キリスト教式の結婚式の際、日本では入り口から祭壇に向かう通路のことをこう呼びますが、英語圏ではそもそもこの通路に特別な名前はあまり付いていないようです(笑)。強いていえば “wedding aisle” だそうですが、これもどうやら「あえて呼ぶならそう」という程度のようで、誰もがこの名前で呼ぶというほど定着した言葉ではないようです。

調べてみると、”virgin road” というのは日本のウェディング業界が名付けたようですが、貞節が非常に重要視されている日本らしい命名だと思いました。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

 

ボール球 (ball ball??)

私は野球のことは全く分からず、打ったら左回りに走るということくらいしか知らないのですが、毎回野球のニュースを聞くたびに非常に疑問に感じるのがこの「ボール球」です。明らかに「ボールボール」または「球球」という意味になるのに、何でこんな言葉を使うようになったのか?聞くたびに背中がムズムズします。

調べてみると、英語では「ボール」のことを “unfair ball” もしくは単純に “ball” と言うらしく、どういうわけか日本ではこれが「ボールだま」という言い方になったそうです。英語で “ball” と言うなら、日本でもわざわざ「球」なんか付けずそのまま「ボール」でいい気がするのですが・・・。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

※ Ball ball という単語が載っているわけがないのでこれについては調べていません。ただ、「バッターが打たずストライクではない」という意味の “ball” は全ての辞書に載っていました。そういった意味では和製英語とは言わないかもしれませんね。

 

ジェットコースター (jet coaster)

絶叫マシンのことですね。英語でも “jet coaster” と言うことはまれにあるようですが、一般的には “roller coaster” と言います。

日本でジェットコースターという名前が定着した背景は、昭和30年にできた後楽園遊園地のローラーコースターの名前が「ジェットコースター」だったという話があります。「ジェットコースター」はあくまで世の中にたくさんある絶叫マシンの1種類でしかなかったのですが、あまりに人気が出たことからみんなが「ジェットコースター」を絶叫マシンの総称のように使うようになり、やがて “roller coaster” から置き換わったとのことです。

 

主要辞書掲載有無

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※○は掲載あり、×は掲載なし

 

シュークリーム (choux creme/shoe cream)

お菓子のシュークリームはフランス語の “choux à la crème”(シュー・ア・ラ・クレム) が元になっていますが、何かよくわかんないし長いから略しちゃえということで略したのが「シュークリーム」だと思われます(なお、フランス語では “crème” はクリームではなく「クレム」のような発音です)。

でも、この「シュークリーム」、英語を話している時にそのまま発音してしまうと大変なことになってしまいます・・・。というのも、英語にちょうど “shoe cream” という「シュークリーム」にとても近い音の言葉があって、靴ズミという意味だからです。

もし “I love シュークリーム” と言おうもんなら、”I love shoe cream”(靴ズミ大好き!)という意味になってしまい、周囲からおかしな目で見られることでしょう。私の日本人の友人も、アメリカに留学したての頃この間違いをやらかして周りからドン引きされたと言っていました(笑)。ちなみに、”chou” だけなら英語でもシュークリームという意味で使うことがあるので、”I love chou” と言った方が全然マシです。

ちなみに、シュークリームは英語では “cream puff” と言います。

上の画像は、海外のフリー画像サイトで “shoe cream” で検索したら出てきたものです。雪に靴ズミが付いちゃっている画像ですね(笑)。

 

主要辞書掲載有無

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Oxford Dictionaries ×
Collins Dictionary ×
Merriam-Webster ×

※○は掲載あり、×は掲載なし

 

いかがでしょうか?正しい英語だと思って使っていても、実は英語ではなかったり、日本人が作り出した言葉は多いのですね。私自身も今回初めて語源を知ったものもあり勉強になりました。

今後、この記事は新しい例を見つけるたびに更新していきますのでご期待ください。

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なお、上の写真は海外出張中に現地の提携会社の仲間達と撮影した写真です。赤い服が私です。