英語を勉強していると、英語を書いたはいいけどそれが正しいのかどうか分からないという局面に必ず遭遇します。私も、英語で日記やメールを書いてみたはいいけど正しいかどうか分からず悶々としたことが多々、いや、毎日ありました。
ところが、今はそんな時短文でも瞬時に添削してくれる便利なサービスが世の中にはあるというではありませんか。しかも有料から無料まで!私が勉強している頃に出来てほしかった・・・。
というわけで、有料と無料の英文添削サービスを比べてみました!自分の用途に合ったものを状況に応じて併用するのがおすすめです。
有料・無料の英文添削サービス比較表
最近英語添削サービスは増えつつありますが、メジャーな有料サービスと無料サービスを1つずつレビューします。
どんな英語でも、短文でも166円から気軽に添削してくれるIDIY(アイディー)、無料でいつでもどこでもネイティブに添削してもらえるHiNativeの2つです。
IDIY(アイディー) |
HiNative |
|
有料・無料 | 有料 | 無料 |
価格 | 166円〜 | 0円 |
サービス内容 | 日記、メールなど何でも添削 | 日記、メールなど何でも添削 |
添削者 | 日本人専門家、ネイティブ(プロ) | ネイティブ(素人) |
解説の対応言語 | 日本語、英語(選択可能) | 英語 |
ターゲット | 初級〜上級 | 初級〜中級 |
添削してくれる内容はどちらも同様ですが、添削してくれる人がプロか素人かの違いや、解説の言語に違いがありますね。以下で、各サービスの詳細をご説明します。
IDIY(アイディー):日記からメールまで何でもお手軽添削
IDIY(アイディー)はNHKのおはよう日本でも紹介された、英文添削サービスの草分けとも言える存在です。日記でもメモでもメールでも、どんな英語でもいつでも気軽に格安で添削をお願いできるという英語学習者にとっては夢のようなサービスです。
短文も長文も、都度払いまたは定額でいつでも添削
IDIYには、大きく分けてプリペイドのポイントを購入して添削をお願いするたびにそこから支払う都度払いと、定期券と呼ばれる権利を購入して毎月決まった回数決まった単語数の添削をお願いできる定額制のサービスの2種類あります。
都度払いの場合60pt (約534円)から、定期券の場合は50ワードまでの添削を1日1回できる権利が月4,980円(1回あたり166円)です。
単価はコメントを付けてもらうかただ添削するだけかどうかで変わるので、用途に合ったプランを選んでいただければと思います。また、持ち込みの英文添削以外にも毎日出してもらう課題に取り組むサービスなどいろいろあり、それぞれに価格が設定されています。
講師は日本人の専門家とネイティブから選択可能
IDIYには日本人の専門家とネイティブの講師がとてもたくさんいます。一覧を見てみただけでもこの量・・・。その数なんと200人以上いるようです。
添削を依頼する時、日本人の専門家とネイティブを選ぶことができ、どちらを選んだかによって添削結果の内容と解説の言語に違いがあります。
日本人の専門家による添削はより正しく英語を書けるようにするための文法に重点を置いた添削、ネイティブの添削はより自然な英語を書けるようにするための添削が中心になります。
納期は3〜4日程度。短文であればもっと早いことも
IDIY公式では納期は4日程度としていますが、短文であったりたまたま手が空いている講師だった場合はもっと早いこともあります。この納期は講師を指名した場合で、指名しなかった場合は運営側で講師を探す時間が余分にかかってしまうので最終的な納品まで一週間かかってしまいます。
日本人専門家を選んだ場合解説は日本語で、ネイティブは英語で
英文を添削してもらう場合、入稿時に日本人の専門家に添削してもらうかネイティブに添削してもらうか選ぶことができます。
日本人の専門家に添削してもらう場合、解説は日本語で丁寧にしてもらえます。ネイティブの場合解説は英語のみとなりますので、中級以上向けと言えますね。
初心者から上級者までおすすめ
正しい英語を教えてもらうことは、初心者にとっても上級者にとってもとても本当に大事なこと。このサービスは全てのレベルの人にとって役に立ちます。
特に、独学の場合ある程度のレベルになるともう教科書や辞書を見ても疑問が解決できないことは多々あるので、誰にも教えてもらえないと永遠に勘違いしたままになる恐れもあります。
いずれ自然に解決することもありますが、気になった時にすぐに疑問を解決してもらえれば即時的にステップアップできるんです。
TOEIC900点以上の人であっても a と the の使い分けがきちんとできる人は少ないくらいなので(私もたまに間違えます)、疑問に思ったらすぐ解決という感覚で是非使っていただければと思います。TOEIC970点で日頃ネイティブと対等にビジネス交渉したり英語の公文書を作成している私も、今回試しに添削をお願いしてみてたところ、やはりプロのネイティブのコメントはとても参考になりました。
手厚いユーザーサポート
IDIYの特徴は、とにかくいろいろ迅速なこと。ユーザーサポートもとても迅速です。
私もサービスについてちょっと気になることがあってチャットで問い合わせたところ、あまりに返答速度が早かったのでボットから返事があったのかと思いきや人間が即座に日本語で返答してくれました(多分ですが、会話が自然だったのでボットではないと思います)。
2018年11月30日までは1200円分が無料!
更に、この記事を書いている現時点では1200円(100ポイント)無料プレゼントキャンペーンをやっていて、ユーザー登録するだけで即添削に使えるポイントがもらえます。
本当に1円も使わずにお試し添削ができるので、是非無料ユーザー登録してみてください!(サービスを購入しないとポイントがもらえないみたいなのが一切無くて私も驚きました)
登録は、メールアドレス、パスワード、氏名、性別を入力するだけで本当にすぐできます。私も、登録してトライアル添削をしてみました。
HiNative:いつでもどこでも世界のネイティブが添削
HiNativeは、いつどこにいても通信環境がある限りリアルタイムに世界中のネイティブとつながって、その場で言語の質問に答えてもらったり、逆に答えたりできるアプリです。
基本はテンプレートを使って質問。自由文は有料
質問をする時は、「〜は英語で何と言いますか?」、「この表現は自然ですか?」といった5種類のテンプレート(文章の場合)から選んで質問します。例えば、「〜は英語で何と言いますか?」というテンプレートを選ぶ場合、〜の部分に「英語」のような自由な単語や文章を入れると、質問の部分だけ自動的に相手の言語に訳されて表示されます(相手からは “How do you say 英語 in English?” のように見えます)。
自分で自由に質問の文章を作るサービスもありますが、登録後3日間程度しか使うことができず、それ以降有料になります。
聞いた質問は即座に答えが返ってくる!
質問をすると、3分くらいで返ってきます。ちょっとした質問をしたい時にはかなり使えるサービスではないかと思います。
あなたの質問に対し、相手の答えがグループチャットのように下の方に全て表示される形で記録されます。質問と答えは全ての人から見ることができ、隠すことはできないようです。回答した人も、他の回答者の回答を見ることができますし、あなたの質問と全く無関係の人も閲覧できます。
発音も直してもらえる
このサービスのすごいところですが、発音を録音してネイティブに直してもらうこともできます。ネイティブも答えとして自分の発音を録音してくれるので、このサービスを無料で使うならこの機能は一番の目玉ではないかと思います。
注意点も
テンプレートのところを読んで気づいた人もいるかもしれませんが、訳されるのはテンプレートの質問だけで、あなたが英語で言いたい日本語は日本語のままになります。つまり、 “how do you say 英語 in English?” と聞いても、相手が日本語を読めなければ答えられないことになります。この点は要注意ですね。
また、「この表現は自然ですか?」(この質問の後にあなたの英作文が続きます)といった相手が日本語を分からなくても答えられる質問であっても、相手の回答のコメントは多くの場合英語になります。
HiNative Trekという毎日送られてくる課題をクリアする姉妹サービスもありますが、今回は自分が考えた英語を直してもらいたい時についてなので割愛します。
サービスの使い分け方
これまでの説明で、それぞれ違った特徴や強みを持っているサービスであることが分かったかと思います。それぞれのサービスはどういう場合に使うのがおすすめかまとめますので、ご参考にしていただければと思います。
無料のHiNativeは使い方によっては大活躍!
HiNativeはとても便利ですが、先ほど書いたように日本語が分からない人には答えてもらうことができなかったり、できたとしてもコメントは英語なので理解できない可能性もあるので注意が必要です。
ただ、無料で発音を直してもらえたり、英文が自然かどうかをコメント付きでチェックしてくれるのはやはり魅力なので、うまく工夫して使っていただければと思います。
初心者はIDIYで丁寧な日本語の解説をしてもらうのがおすすめ
初心者には、やっぱり日本語で丁寧に解説してもらえるIDIYがおすすめです。英語で解説してもらっても分からないし、かといって分からないところをそのままにすると上達が遅くなってしまいます。
分からないところは、きちんと説明してもらってその場で解決するようにしましょう。
中〜上級者は普段使いにHiNative、きちんとした英語にはIDIYを
HiNativeは上級者が使うにはちょっと不安もあるアプリですが、普段使いには使えるのではないかと思います。自分の英文にちょっと自信がない時に聞いてみたり、初心に返って発音を直してもらいたい時などに活用できると思います。
もっと踏み込んだ内容をプロにきちんと添削してもらいたい時にはIDIYを使うのがおすすめです。
まとめ:用途に応じて使い分けるのが賢い!
以上、どちらもそれぞれ特徴や長所・短所があるサービスなので、状況やレベルに応じてうまく使い分けるのがおすすめです。どちらもすぐに使う始めることができるので、是非試してみてください。
また、今後比較するサービスはリサーチを進めるにつれ増やしていく予定なのでご期待ください。