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CASEC(キャセック):その場でスコアが分かるテストでTOEIC予行演習

投稿日:2018年11月21日 更新日:

CASEC(キャセック) って聞いたことあるでしょうか?

TOEICとそっくりな形式、スコアであなたの英語力をその場で判断してくれる新しい英語のテストです。TOEICと違って受験したらその場でスコアが分かるので、最近は社員の英語力を測るために導入している企業も多い注目のテストなんです。

私自身も会社で受けて便利だと思ったので、詳細をまとめてみました。TOEICの予行演習に是非活用してください!

 

CASEC(キャセック)とは

英検が開発した新しいテスト

CASEC(キャセック)は「英検」で知られる日本英語検定協会が基礎開発をした新しいテストで、2001年から実施されています。けっこう歴史が長いんですね。

回答が進むにつれて受験者の英語力に応じて問題まで変化する次世代型テストなので、全員が同じ問題を大量に解く他のテストとは違って短時間で行うことができます。

 

パソコンでいつでも受験可能

CASEC(キャセック)の強みは何といってもここでしょう。WindowsかMacのパソコンさえあれば、自宅でもどこでも24時間受験可能なのです。

語学の資格試験って、毎回会場まで行くのが面倒なせいでなかなか受験できなかったりしますよね。しかも、試験は週末に行われることが多いので貴重な週末も半日程度潰れてしまいます・・・。

CASECならそんな悩みも解消!私もこのテストの存在を知って歓喜しました。仕事から帰ってから自宅で受けることもできますし、家でちょっと時間が空いた時など思い立ったらいつでも受験できますね。

 

その場でスコアがわかる

CASECを受験すると、結果はその場で出ます。何て画期的!!これまでの試験は受験後結果が出るまで2〜3週間以上はかかっていたのでその間やきもきすることになりましたが、あっけないほど簡単に結果が出るので、すぐに自分の上達度を実感することができます。

会場に行く時間+結果の待ち時間=削減される時間はプライスレス・・・。

 

CASEC=TOEICと似た形式と採点方式のテスト

CASECの問題はTOEICによく似ています。1問1問上記の画像のような形で選択していき、先に進んでいきます。

ただし、回答する時点ではその先どの問題が出るのかは決まっておらず、問題を進めるたびにあなたがこれまで入力した回答に応じてその時点で英語力が判断され、レベルに応じた問題が出るようになります。紙のテストでは絶対にできない技術ですね。

採点は1000満点で行われるので、990満点のTOEICと比較してもわかりやすいようになっています。CASECもTOEICと同じで合格・不合格を判断するものではなく、スコアで英語力を判断します。

以下の画像は公式サイトのTOEICスコア換算表ですが、これを見るとCASECで700点の人はTOEIC725点と非常に近い数字になっていますね。

点数によってはTOEIC換算した時かなり違う数字になるものもありますが(CASEC500点=TOEIC405点など)、どのレベルであっても公式の換算表があるのである程度性格にTOEICの想定点数を知ることができて便利です。

 

テスト時間は40〜50分

CASECは上述の通りリアルタイムであなたの英語力を判断していくので、TOEICのように2時間もかけて問題を解く必要はありません。あなたの解くスピードにもよりますが、テスト時間はだいたい40〜50分です。

頑張れば昼休みにでもサクっとできる長さですね。

 

しかもTOEICより安い!

これだけメリットたくさんのCASECですが、更にTOEICより安いという更に最強のメリット付き。CASECの受験料は何とTOEICの6割程度なんですね・・・。

各資格試験の価格と比較するとこんな感じです。

  CASEC TOEIC 英検2級
税込価格 3,600円 5,725円 5,800円

いかがでしょうか。級によって価格が変わる英検2級よりも更に安いです。これならいつでも気軽に受けられるのではないでしょうか?

 

CASECを導入している企業・大学

CASECは今でこそまだ知らない人も多い試験ですが、すでに多くの有名企業や大学が導入しています。

以下は導入している主な企業と大学の例です。

 

主な企業

  • 日立
  • HIS
  • 日清食品
  • 楽天
  • イーオン
  • 富士ゼロックス
  • ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ
  • 三菱商事
  • ノキア・ジャパン

 

主な大学

  • 青山学院大学
  • 立教大学
  • 桜美林大学
  • 学習院大学
  • 早稲田大学
  • 国士舘大学
  • 淑徳大学

かなり有名な会社や大学で使われているんですね。私が勤めている会社でも導入しています。

 

CASEC活用方法

TOEICの予行演習や普段のレベルチェックに最適

CASEC(キャセック)のいつでもどこでも受けられる特性を考えると、CASECはTOEICの予行演習や普段自分の英語のレベルをチェックするのに最適と言えます。

数ヶ月に1度気軽に受けられるCASECを受験し、いざ就職や転職で履歴書に書く資格が必要になった時TOEICを受けに行くのがおすすめです。

TOEICの時間をかけて会場に行かなくてはならない負担や金銭的負担を考えても、普段のレベルチェックはCASECで十分なのではないでしょうか?

 

TOEIC換算には公式の換算表を利用

上述の通り、CASECは公式のTOEIC換算表があります。CASECの点数=TOEICの点数とざっくり考えてしまってもいいのですが、点数によってはTOEICの点数とかなりかけ離れているので、やはり換算表を使うのがおすすめです。

普段CASECでレベルチェックをしたら、TOEICに換算して自分のレベルを常に把握しておくといいでしょう。

 

履歴書にも書ける

TOEICほどの知名度がないCASECですが、れっきとした資格として履歴書に書くこともできます。

レベルチェックとしてでもせっかく受けたなら、履歴書にも書いてみませんか?今はまだCASECを知らない企業もあるので、書く時はTOEIC換算すると何点なのかもカッコの中に書くのがおすすめです。

CASECを履歴書に書くならやっぱり600〜700点以上がおすすめ

では、CASECを履歴書に書くなら何点くらい必要でしょうか?

CASECはTOEICとかなり近い採点なので、書くならやっぱりTOEICと同様600〜700点以上ではないかと思います。500点代だったとしてもマイナスということはないので、500点代で書いてもいいと思いますよ。

まとめ:英語力チェックにはCASEC、履歴書用の本番はTOEICと使い分けるのが吉

早い、安い、うまい(?)の三拍子揃ったCASEC(キャセック)ですが、手軽さは抜群、ただしTOEICほどの知名度はないということを考えると、普段の英語レベルチェックにはCASEC、履歴書用の本番にはTOEICと使い分けるのが一番いいのではないかと思います。

TOEICを定期的に受けるのもいいですが、やはり24時間いつでもどこでも受けられるCASECのメリットは大きいですよね。私も自分の会社で何度か受けたことがありますが、仕事の合間にさっさと受けられて、しかもその場で結果が出てきたので拍子抜けするほど簡単でした。

2時間も集中力を持たせるのは大変ですが、40〜50分なら頑張れると思いますのでみなさんも是非ためしてみてください!

>>CASEC公式ページを見る

 

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なお、上の写真は海外出張中に現地の提携会社の仲間達と撮影した写真です。赤い服が私です。