日本語に正しい正書法があるのと同じで、英語にも正書法があるってご存知でしょうか?
考えれば当然のことですし学校でも習ったと思いますが、もう一度基本に立ち返って復習してみましょう。
ここでは日本人が学校の英語教育で一般的に習うアメリカ英語を例にとって、日本人もよく間違えやすい規則をご説明します。
句読点、感嘆符
句読点や感嘆符は、英語では前の文や文節にはスペースを入れずに置き、句読点の次に始まる文や文節の前との間にはスペースを入れます。現代では文と文の間のスペースは1つだけ入れるのが一般的ですが、本当の正書法ではスペースを2つ入れるそうです。
例1)I have read the book.
■よくある間違いの例
I have read the book .(句読点の前にスペースは入らない)
例2)He was running late, but the meeting was canceled.
■よくある間違いの例
He was running late , but the meeting was canceled.(句読点の前のスペースは不要)
He was running late,but the meeting was canceled.(2つめの文節と句読点の間にはスペースが必要)
He was running late, But the meeting was canceled.(lateで文章が終わっているわけではないので、その次のBは小文字にする必要がある)
例3)Wow… astonishing.
■よくある間違いの例
Wow…astonishing.(aの前にスペースが必要)
Wow … astonishing. (Wowの後のスペースは不要)
Wow …astonishing. (Wowの後のスペースを削除し、aの前に入れる必要がある)
例4)What are you doing?
■よくある間違いの例
What are you doing ? (英語では?の前のスペースは不要。フランス語ではこれでOK)
引用符
人のセリフや強調したい単語などに対して使う ” ” という記号で、日本語でいうカギかっこのことですね。
アメリカでは二重引用符(” “)、イギリスでは一つだけの引用符(’ ‘)が一般的です。
例1)He said “I will go to Canada.”
■よくある間違いの例
He said “I will go to Canada”.(句読点は引用符の中。イギリス英語では外側でOK)
例2)Does the sign read “stop?”
■よくある間違いの例
Does the sign read “stop”?(クエスチョンマークは引用符の中。イギリス英語では外側でOK)
大文字・小文字
文章の始めは大文字、固有名詞の最初の文字は大文字という大原則はみなさん習っているはずですが、何故か間違いがち。例を見てみましょう。
例1)He was running late, but the meeting was canceled.
■よくある間違いの例
He was running late, But the meeting was canceled.(句読点と同じ例。Lateで文章が終わっているわけではないので、その次のBは小文字にする必要がある)
例2)I asked Andy to bring the book tomorrow.
■よくある間違いの例
I asked andy to bring the book tomorrow.(人の名前Andyが小文字で始まっているが大文字にする)
例3)ここで言う make というのは・・・
■よくある間違いの例
ここで言う Make というのは・・・(日本語の文中で英語を使う時も、基本的には固有名詞や大文字で始まる単語以外は小文字で書くべき)
数字
数字はドイツ語、フランス語など言語によって書き方が違うので複数の言語を勉強すると混乱してしまうのですが、英語の正書法はこちらです。
整数:3桁ごとにコンマ(,)で区切る
小数点以下:1の位の右側にピリオドを付ける
例)$3,000.00
■よくある間違いの例
$30,000,00(どっちもコンマになっているが2つめはピリオドにする)
$30.000,00(コンマとピリオドが逆。フランス語はこれでOKだったはず)
英語とフランス語でピリオドが逆になってるなんて紛らわしいですよねえ・・・。
時間の書き方
日本ではよく AM8:00という書き方を見かけますが、午前、午後を意味するAM/PMは時間の後に来ます。ちなみに、AM/PMは小文字で am/pm と書く方が一般的なように思います。
例)8:00am
■よくある間違いの例
AM8:00(AMは後に付ける))
PM17:00(PMは後に付ける)
17:00pm(24時間表記なら pm は不要)
なお、24時間表記は北米ではあまり一般的ではなく相手が混乱することが多いので、12時間表記にして am/pm を付けるようにしましょう。
いかがでしょうか?基本的なものですが、間違っていると残念に見えてしまうので、正しい正書法を使えばそれだけでもしっかりした英語に見えますよ。
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