現在TOEIC800点くらいのレベルの人には、900点はある種のゴールかもしれません。
でも、TOEICは800点台で満足してしまう人が多く、900点を取れるかどうかは一つの分岐点になっているのではないかと思います。
TOEIC800点台は、留学やビジネスでバリバリ英語を使うにはまだ少し足りないレベル。あと一歩のこの壁を超えるのが大変で諦める人はとても多いですが、900点を目前にして諦めるのはとても勿体無いです。このレベルになると自力で超えるのはなかなか難しいので、そんな時はこの道数十年のアルクの力を借りてみましょう。
アルクTOEIC(R)LISTENING AND READING TEST 完全攻略900点コースとは?
元々同じように900点の壁を破れなかった達人による900点専用教材
アルクのTOEIC900点コースは、他の教材と同様達人講師による教材ですが、すごいのはこの大里講師の経歴です。彼は、30歳過ぎてから元々苦手だった英語を教材だけで勉強することでTOEIC390点→685点→790点→825点とぐんぐん上げていった超人なのです。
しかし、そんな超人もTOEIC800点を超えた頃でスコアが停滞するようになってしまったそう。この時自分の弱点を徹底的に分析した結果、見事に990点を取得することができたんだそうです。
この経験から、TOEIC900点を取るための対策をふんだんに盛り込んだのがこのTOEIC完全攻略900点コースです。
みなさんと同じく、800点は取れたけど900点に届かないという人の悩みに特化した講座なので、今つまずいているところにピンポイントで届きます。同じ苦労をした人には今苦労している人の気持ちが手に取るように分かるので、そんな人に教えてもらうのは本当に効きますよ。外国人や帰国子女には、日本で一から苦労して英語を勉強する人が何をどう理解できないのかなんて分かりようがないですからね。
プロジェクト学習
TOEIC900点コースでは、Part 6(長文穴埋め問題)とPart 7(長文読解問題)に特化した「プロジェクト学習」を採用しています。
これは、TOEICの問題によくあるスケジュール調整や電話応対について、実際自分がその業務を対応することを想定して1つ1つのタスクを実際にやってみることで、要点を逃さずに聞く能力や確認すべきポイントをすぐに判断できる能力を身に付けることができるというものです。
例えば、あなたはあるソフトウェア会社から自社製品のプレゼンを頼まれており、自社の担当者と相手の会社のスケジュールを調整する業務を担当しています。あなたの上司のスケジュールを確認しながら、どの日程がベストなのか答えを導き出すのが今回のミッションです。
複雑なスケジュール調整のため、
- 相手からのプレゼン依頼メールを確認
- 上司のスケジュールを確認
- 相手の会社の担当のスケジュールを確認
- 自分自身のスケジュールを確認
これは、あなた自身のスケジュールを確認するための練習のページです↓
この作業を進めると、最終的には両社のスケジュールが確認できるようになり、スケジュールを完成させることができるようになります(以下画像)。
このように、実際にそのプロジェクトの担当になったつもりでタスクをこなすことで、時間の限られたTOEIC本番でも素早く問題を解くことができる処理能力が身につきます。
TOEIC900点の壁が超えられない人の悩みナンバー1である長文読解も、プロジェクト学習で徹底的に克服することができます。
6ヶ月で成果が期待できる
TOEIC800点前後の人が900点を取るには、大学の講義などで効率的に勉強したとしても300時間以上勉強する必要があると言われています(TOEICに必要な勉強時間の記事参照)。
アルクのTOEIC900点コースは、その100点アップを約120時間で実現しようという通信講座です。
たった半年でTOEIC900点なんて無理でしょ・・・と諦めるのはまだ早いですよ。私も最初はそう思っていたのですが、よくよく考えたら私自身教材を使わず自己流の遠回り勉強法だったのに、TOEIC800点レベルから900点レベルになるまでかかった時間は1年弱だったんです。
ということは、遠回りせずその道のプロがTOEIC900点に特化して作った教材なら半年で100点アップも夢ではないんじゃないかな・・・と思います。
こんな人におすすめ
- TOEIC800点前後の人
- TOEICにも慣れてある程度高得点が取れるようになってきたけど、長文読解の分量が多くて苦手だとう人
- このレベルになって勉強法に行き詰まってしまった人
- 最短でTOEIC900点を目指したい人(遠回りしたくない人)
800点レベルまで来た人なら自力で900点も目指せるのではないかと思うのですが、自分でやろうとすると相当なエネルギーが必要になるのがこのレベル。
800点レベルで満足してもいいですが、私は本当に使える英語の入り口はTOEIC900点だと思っているので、800点レベルで満足するのはとてももったいないです。ここで甘んじず、更に高みを目指してください!
なお、TOEIC対策講座のレビューでたびたび書いていることですが、講座は自分のレベルに合わせて選ぶのがおすすめです。
どうせお金を出すなら高いレベルのものをという気持ちもわかりますが、今TOEIC800点未満の人は900点レベルを選ぶのはまだ早いと思います。
もちろん800点未満の人が900点コースで扱っている長文読解に力を入れるのもいいですが、基本の語彙力や文法がわかっていない状態で長文の対策をしても意味が半減してしまいます。TOEIC対策コースは点数ごとの悩みにピンポイントで効くようにできているので、最大限効果を出すためにも無理せず自分のレベルに合ったものを選んでください。
アルクTOEIC900点コースの内容
次は、教材の中身についてです。TOEIC900点コースの教材は以下の構成になっています。
- テキストブック:6冊
- マンスリー・テストブック:1冊
- ウィークリー・テストブック:1冊
- ファイナルテスト:1冊
- ワードブック:1冊
- コースガイド:1冊
- CD(CD版のみ):13枚 ※MP3版の音声はダウンロードのみ
基本はテキストブックを使って1日約1時間、週に5日勉強し、6ヶ月でコース修了です。毎日とは言っても週末にまとめてやることもできますよ。
毎月の終わりにはテストを提出しなければなりませんが、これを出せば修了書がもらえるので頑張って解きましょう。
学習の進め方
日々のカリキュラム
TOEIC900点コースの学習の流れは以下の通りです。
- Day 1〜3:プロジェクト学習
- Day 4〜5:ウィークリーテスト
- 月の最終日:マンスリーテスト
ウィークリーテストでおもしろいのは、同じTOEIC形式の問題を2回解くということ。1回目は時間制限有りで解いてから回答を確認し、2回目はゆっくり時間制限無しで同じ問題を解いて細部まで理解します。これにより時間がなくて細部まで理解できていなかった問題が隅々まで理解できるようになり、本番も落ち着いて解ける読解力が身につきます。
月の最後はマンスリーテスト。4ヶ月目まではTOEIC本番の半分の問題数である100問を、5〜5ヶ月目は本番と同じ200問を解いて受講者用ポータル「テストコ」から提出します。
毎月テストを提出すると最後に修了書がもらえるのでボリュームは多いですが頑張りましょう。
分からないところは学習コーチに質問可能!
TOEIC900点コースも、アルクの通信講座全てに共通する学習コーチには対応しています。今さら聞けない・・・という質問も人に知られることなくプロの学習コーチに聞けるので、臆することなくどんどん質問しましょう。
せっかくサービスに含まれているのですから、使わないと損ですよ。
やってみた感想
アルクTOEIC900コースの特徴は、上述の通り実際にその業務をやってみる「プロジェクト学習」です。
実際私がやってみて、プロジェクト学習を一通りこなせば要点を把握する技術はかなり磨かれるかなという印象を受けました。リスニング力や語彙力が上がるかどうかは別にしても、ネイティブと非ネイティブの決定的な差である処理速度を飛躍的に向上できるプログラムになっているので、ネイティブが当たり前にすごいスピードで解いているTOEICの長文問題もかなりの速度で解けるようになるはずです。
TOEICに特化したコースではありますが、処理速度は実践で英語を使う中でも一番重要な要素の一つなので、絶対に磨いた方がいいと思います。
逆に、TOEIC800点レベルの人であっても苦手分野が短文の文法問題(パート5)やリスニングだという人は、別のコースでもいいかもしれません。まだ文法に苦手意識がある人はTOEIC800点コース(レビューはこちら)、リスニングに不安がある人は1000時間ヒアリングマラソン(レビューはこちら)がおすすめです。
TOEIC900点コースの費用
アルクのTOEIC900点コースは62,640円です(※MP3版)。1日あたり348円になる計算ですね。アルクの教材は、レベルが上がれば上がるほど単価が安くお得になるという特徴があります(700点コースは396円、800点コースは360円でした)。
このレベルになると、どこまででも自力で走れる人と自力での上達がそろそろ厳しい人に別れてきます。
私の周りで自力の限界を迎えた人は、やはり教材や語学学校などのプロの手を借りないと800点止まりになってしまう人がほとんどです。
自力で頑張れる人はそもそも教材は必要ないですが、自力でやりたい、でもお金は出せないという人が壁を乗り越えられずに諦めていく姿を見るのはとても残念です。
再度まとめると、サービスには以下のものが含まれます。
- TOEIC満点、英検1級の豪華講師陣による厳選教材6ヶ月分(6冊)→書店で買う英語教本だと18,000円くらいにはなるはず
- テスト6回分+採点サービス→TOEICを4回受けるのと同じボリュームなので金額価値にすると22,900円(※TOEIC1/2回分のマンスリーテストx4ヶ月+TOEIC2回分のマンスリーテスト=4回分。TOEIC受験料5,725×4回分=22,900円)
- 英語のプロが自分だけのために質問に答えてくれるサービス→毎日質問した場合一回あたりの回答費用はたった181円!(900点コース総額から教材想定費用18,000とTOEIC受験回数22,900円を引いた金額21,740円を学習期間120日で割った金額)
こうしてTOEIC900点コースについてくる内容を一つ一つ金額換算すると、普通に本屋で教本を買って勉強するより断然安いことが分かってしまうのではないでしょうか・・・。
世の中にはタダの教材もありますが、無料の教材には品質の保証もありませんし、効率的に最短距離で習得できるように作られていなくて結局遠回りになったりします。
特にこのレベルになった人は、最短で点数を上げるならピンポイントで苦手を潰さない限り遠回りになってしまうだけです。
遠回りでもいいという人ならこの教材にこだわる必要はないかもしれませんが、最短で長文読解の苦手を克服したいという人はやはりアルクのTOEIC900点コースが最適だと思います。
TOEIC900点コースQ&A
Q1:本当にTOEIC900点が取れるようになるの?
A1:このレベルになるとレベルアップするのがかなり大変ですし、上達速度は人にもよるのであとはもう努力次第としか言いようがありません。ただ、私自身を例に取ると、TOEIC800点レベルから900点レベルに上がるには遠回りの勉強をしても1年くらいしかかからなかったと思います(英語上級になるまでTOEICは受けたことがなかったので厳密ではないですが)。ということは、遠回りをせず効率的にレベルアップが見込めるアルクの教材ならば半年で上げることも十分可能だと思います。
Q2:マンスリーテストは毎月遅れずに提出しないといけないの?
A2:はい、マンスリーテストは決まった締切までに提出する必要があり、間に合わなかった場合は別途オンラインの問い合わせフォームから解答と解説のみ受け取ることになります。毎日の勉強は多少遅れても週末などに取り返すことができますが、毎月のテストだけは必ず期日を守るようにしましょう。
Q3:マンスリーテストやファイナルテストを提出しないとどうなるの?
A3:6回のテストを提出できなかった場合、修了書が発行されないことになります。また、テストを提出できなければ当然採点もされないので、自分の実力を確認することができず、大きな損となってしまいます。テストは毎回提出するようにしましょう。テストは会員専用サイトから簡単に提出できるので、郵送のわずらわしさは一切ありません(郵送することも可能です)。
まとめ:900点の課題となる長文読解を最短で克服するのに最適。回り道してもいいなら自力でガンバ!
この講座の特徴を再度まとめると、以下のような特徴があります。
- 長文読解問題を徹底的に対策
- 今TOEIC800点レベルの人が最短で900点を目指すのに最適
- 文法や語彙力、リスニングなどに不安がある人は800点コースやヒアリングマラソンの方がいいかも
- 自力でできる人や遠回りしてもいい人は自力で頑張る
遠回りをせず最短でTOEIC900点を目指したい人、とにかく長文問題の対策をしたい人には最適な教材なので、自分の目的と苦手分野に合わせて選ぶのがいいと思います。
今800点の人は、これから800点コースを受講するのは心理的に抵抗があると思いますが、まだ文法や語彙力に自身がない人には800点コースも十分おすすめできます(800点コースのレビューはこちら)。
また、リスニングが苦手だという人は一度1000時間がっつり英語を聞きまくるヒアリングマラソンをやってみるとリスニングの実力が飛躍的に向上します。
900点の壁は決して薄くないので、強力な味方を付けて最短で苦手を克服しましょう!
62,640円(税込) ※3,240円(税込)以上購入で国内送料無料
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もしTOEIC900点向けの教材はまだ少し難しいな・・・という方は、もう少し簡単な教材もありますので合わせてご覧ください。
また、TOEIC満点を持っている人も、ヒアリングマラソンもおすすめですよ!管理人も購読しました(笑)。